« 2006年08月 | メイン | 2006年10月 »

2006年09月30日

デビュー戦は散々。

Jリーグ、FC東京に所属する平山のデビュー戦が行われた。
序盤、平山得意のヘッドでのポストプレーが一瞬光ったが
それ以降は決定的なチャンスを外すなど、散々の出来であった。
どうやらクラブチームでもあまりにルーズ過ぎる平山の
体調管理で頭を悩ませているようで
個人的には何とも腹立たしい。
体調管理の出来ないプロ選手など聞いた事がない。
これで結果が出なければ、即刻クビでも仕方がない。
しかしFC東京に取っては宣伝材料の1つでもあり
今後も試合には出していくのだろう。
実力よりもまずそのルーズさを直して欲しいものである。
ルーズさがなくなれば、多少結果が出なくても
見ている方としては我慢が出来るのだが・・・。

Author : 伊勢賢治

2006年09月29日

今年いっぱいは国内組のみ

サッカー日本代表の代表選考だが
今年中は国内組だけでの戦いとなるようである。
欧州組とのスケジュール調整が難航した事もあるが
どうやら国内の未発掘の選手を見つけるべく
オシム監督は奔走するようである。
また、今までファンタジスタは必要ないとの
コメントを残していたオシム監督だが
セルティックの中村の大活躍はオシム監督の
ファンタジスタ不要説を覆すほどのものであり
来年の代表選考でのメンバー入りが期待出来そうである。
個人的には海外組もみたいと思っていたが
国内組を選考する事で海外へ羽ばたく日本人選手も
出てくる可能性があり、またJリーグも盛り上がる為
日本のサッカー界としては大いに歓迎すべき事なのだろう。
今後の日本代表に注目したい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月28日

200GBのディスク

TDKが素晴らしいものを発明してくれた。
次世代DVD規格のブルーレイに対応している
新しいディスクで、容量はなんと200GB。
6層からなるこのディスクは通常の2倍の速度で
記録することが可能となる。
私は次世代DVD規格はブルーレイを押しており
HD DVDには消えてもらいたい存在である。
その為、このTDKの新しいディスクは
HD DVDを引き離す大きな力となってくれるだろう。
今後に大いに期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月27日

新Intel CPU

インテルが新しいCPUを11月から
市場に投入する。
今回のCPUは既にMacで存在が確認されている
デュアルコア×2のCPUの進化版のCPUである。
スピードの速いCore2Extremeが11月に
そして廉価版とも言えるCore2Quadが来年発売となる。
そう考えると、Intel Macで既に登場している
デュアルコア×2のCPUは一段階前の製品とは言え
やはり相当なスピードが出るのだろう。
また、Intelは新しいマザーボードやサーバ用のCPUも
同時に発表しており、こちらも大いに期待出来る。
サーバ用のCPUはCore2同様にマルチコアで
簡単に言えばスピードがアップしたのだが
注目はマザーボードである。
特にノートPCへの影響が大きいのだが
マザーボードにフラッシュメモリを搭載するのである。
これにより起動時間が大幅に短縮され
消費電力も大きく削減される。
電力を効率的に扱う事により、省エネは勿論の事
コンピュータのパフォーマンスも上昇するのである。

AppleがCPUをIntelにした以上
今後はOSやアプリケーションなどのソフトの部分が重要となる。
ソフトの部分では現在はAppleが有利だが
凡庸性ではやはりWindowsには劣る。
そうなると用途によって使い分けるという選択肢が残るが
やはり結論としてユーザが臨むのは
両プラットフォームを1つのコンピュータで使用できること。
今後のコンピュータ業界には大きく期待がかかりそうである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月26日

何たる失態。。。

久々にやってしまった。
自分で考えるに、恐らく中学以来のミスである。
と言うのも、普段制作作業に入る時は
まずモチーフを手持ちのiRiverに声で録音し
メモを幾つも録音してから制作作業に入る。
私の場合、メモの段階である程度までイメージを作り上げる為
打ち込みの段階ではメモを清書する感じで
あまり創作的な作業はない。
で、問題はこのメモを録音しているはずだったiRiverを
MacintoshにつなげてMP3を再生してみたところ。。。
・・・・・・・・・・。
無音!?
そう、設定が外部マイクでの録音にになっており
マイクを使用せず、本体のマイクで録音したつもりだったので
全く音が入っていない。
この時点で20曲以上のメモが喪失してしまったのである。。。
私の新たなBANDを立ちあげるのに
書きためていたモノがなくなってしまい、しばし完全に凹む。
しかし、時間は経つばかりなので、気を取り直して
根性で30曲近くのモチーフを録音し、今に至るわけである。
ただ、失ったモチーフの中でも出来の良かったモノが
幾つか思い出せず、残念で仕方がない。
長い期間やらなかったミスなので、残念な度合いはなおさらである。
皆さんもマイクの設定には注意して頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月25日

Recording

鈴木達也氏の依頼でSopranoSaxのRecordingを行った。
今回はクリスマスの雰囲気のある楽曲で
おそらくしばらくしたら皆さんのお耳に届く事だろう。
この楽曲ではJazz色を残しつつもクラッシック調にプレイしている。
例によって大手デパートやコンビニ、NHKのBGMなどに
使用されるので、私の音が解る方はお楽しみ頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月24日

Live!

横浜にあるLive House風鈴にて
いとしのエリーズのLiveを行った。
今回も超満員の大盛況で会場に入りきらないほどの
観客の方々を迎えてのLiveとなり
大変な盛り上がりであった。
メンバーそれぞれのファンもついて来ており
今後も大きく発展していく事だろう。
そして、次回のLiveも決まっており
3月4日に渋谷で行う事になっている。
大きなLive Houseでの開催となるので
楽しめるLiveとなること間違いナシである。
楽しみにして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月23日

結局見送り。

10月4日のガーナ戦に向けて調整していた
海外組の招集だが、4日が国際Aマッチデーではないため
今回は海外組の招集は見送りとなった。
やはり今は各国リーグの真っ直中であり
海外組を招集するのはしっかりと日程調整を行わないと
非常に難しいようである。
これに対してオシム監督は激怒しているらしく
相当な剣幕でやりあったとの事である。
この日程調整の折り合いが付かない原因が
日本サッカー協会にあるのか解らないが
もしそうなら残念な事である。
日本代表が世界に羽ばたくためにも
プレイ以外の部分ではしっかりとサポートが欲しいところである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月22日

ジーコ監督の窮地。

前日本代表のジーコ監督が新天地で窮地に立たされている。
トルコの一部リーグで指揮を執っているのだが
成績が全くもって悪い。
トルコのメディアからは、80年代のサッカーだと酷評され
更迭するべきだと意見が飛び交っている。
やはりジーコ監督のやり方は古かったのだろう。
現役を終えてからは海外の最新のサッカーに触れる機会もなく
それでは上手く行くはずもない。
さて今後の彼の戦術はいかに?

Author : 伊勢賢治

2006年09月21日

SBC Session

南青山にあるMike's ParadiseにてSBC
番外編Sessionを行った。
今回も多くの方々が参加し、大いに盛り上がるSessionとなった。
序盤はどうやら参戦して良いものか悩んでいた方が
多かったようだが、引っ張り出してステージに上がってしまえば
皆素晴らしいパフォーマンスを繰り広げていた。
今週は第3週の月曜日が休日だったため
第3週の木曜の開催となったが、来月はまた第3週の月曜日の
10月16日に開催する予定である。
既に来たことがある方も、まだ遊びに来たことがない方も
緩いSessionを楽しみに、是非いらして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月20日

期待して良いものか?

オランダのヘラクレスで戦力外通告を受け
日本へ戻ってきた平山が、代表合宿へ
どたばたの電車移動で参入した。
クラブでの居残りの走り込みに熱中し過ぎて
出発の時間を忘れたとの事である。
個人的にはこういうタイプには2種類しかないと思っている。
天才型か、ダメ人間型かの2種類である。
どんな理由であれ、時間にルーズな人間は最低だが
時折天才型で時間にルーズな人間がいる。
もちろん、各国の文化によって時間のとらえ方は様々だが
日本人の場合はルーズな人間のほとんどはダメ人間型である。
しかし、ダメ人間型ならば戦力外通告を受けたとはいえ
オランダの一部リーグでプレーをするという結果は
そうそう残せるモノではない。
そう考えると、平山は天才型なのだろうか。
個人的にはこのダメ人間型で時間にルーズな人間に
振り回される事が多く、天才型に出会った事は
一度しかないので信用は出来ないが
もし彼が天才型なら日本サッカー界を救う逸材なのかも知れない。
私が以前出会った天才型はそのくらいの魅力があった。
今後の平山の活躍に期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月19日

今更撤退の相談?

NTTがLモードの撤退を考えているとの事。
個人的には完全に笑い話である。
私はLモードが開始された時から
絶対に広まるわけがなく、失敗に終わると踏んでいた。
コンピュータがここまで栄えているのに
今更電話という電話をかける事以外では
使い方の不便な機材を使ってメールなどを
送受信したり、何かデータを取り出したりするとは
笑い話でしかないのである。
確かに、コンピュータは必要以上に難しい部分があり
そこに目をつけて、老若男女誰でも簡単に
インターネットに触れられるようにする試みは評価する。
しかし、必要最低限の便利さがなければ
誰も使用するわけがない。
そもそも、お年寄りや機械に不慣れな人にターゲットを絞る事自体が
非常に難しい事なのである。
と言うのも、若い世代や機械に慣れた人々は
メールやインターネットなどを使用し、より便利に暮らそうとするが
元々メールやインターネットなどがなかった時代のお年寄りの方々や
機械に不慣れな人々がそれらを使うメリットがない。
お年寄りの方々は用事があれば直接電話をしたり、手紙を書いたり
必要とあらば、直に合ってコミュニケーションを取り、情報を集める。
そのためメールやインターネットが必要不可欠なものではないのである。
また機械に不慣れな人々というのは、機械に不慣れでも平気な生活を
送っている人々と考えられる。
現代社会で、メールやインターネット程度が使えないようでは
話にならない部分がどんどん増えてはいるが
それでもそのような情報ツールが必要でない生活もある。
機械に不慣れな人々のほとんどはそう言う生活を送っている人なのである。
逆に言えば、この社会環境で不慣れだからという理由で
メールやインターネットを使用出来ないのであれば
それは社会人として致命的であり、真っ先にリストラの対象になるだろう。
以上の事から、彼らをメールやインターネットを使用する生活に
引き寄せる事は尋常ではない努力が必要なのである。
しかしながら、LモードのCMが流れていたのは最初の数ヶ月で
それ以降はCMどころか、噂さえも聞かない。
私はてっきり撤退し終わったものだと思っていたら
ここに来てようやく撤退の相談とは笑わせる。
高い回線使用料などを取って運営しているのに
この程度のサービスしか展開出来ないとは愚の骨頂。
私も昨年よりKDDIに乗り換えて正解だったと言えるだろう。
Lモードに使う頭脳があるならば、現在のインターネットの
過剰となりつつある通信量をどうにかまかなえるような
技術に力を注いで欲しいものである。
久々に批判ブログとなってしまったが
たまにはこのようなモノも良いだろう。
日本の通信のほとんどを握る大会社なだけに
少しでも改善してくれることを祈るばかりである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月18日

恐るべし吉野家効果!!!

久々に改めて吉野家の牛丼パワーを目の当たりにした。
と言うのも、管楽器の講師の仕事で自宅近くの
現場に向かう途中、普通なら早ければ15分
混んでいても30分はかからない距離だったのだが
何と1時間近くかかってしまった。
いつもなら連休や、花火などの特別な時でも
そこまで混んでいない道が、全く進まない。
現場近くの交差点でようやくその原因が判明した。
よ、、吉野家!?
片側一車線の道路沿いにある吉野家の駐車場に
車で入ろうとする人々が道路を完全に塞いでおり
その店からおよそ5km以上大渋滞である。
原因が信号などでなく、吉野家なので
吉野家に車で来た人が、長蛇の列を並び
食事をして出て行かないと進まない。
これでは大渋滞は当然である。
時間はちょうど昼時で、吉野家の牛丼は限定で
すぐに売り切れてしまったようだが
まさにそのジャストのタイミングで私は通過しようとしていたのである。
さすがにこれには参った。
結局25分の大遅刻。
生徒達に謝りつつ、事情を話して笑い話にして雰囲気を変えてレッスン開始。
いやはや大変な効果である。
あそこまで並ばなくてもと思うのだが
好きな人はそうまでして食べたいものなのだろう。
皆さんも車で移動の際は、吉野家の牛丼復活に十分気をつけて頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月17日

黄金世代再び。

サッカーU-17アジア選手権で日本が北朝鮮を破り
12年ぶりの優勝を果たした。
前半に2点のビハインドを負ったが、後半から一気に盛り返し
2-2の同点へ、そのまま延長戦へもつれ込み、延長戦後半に
2点を追加して4-2で勝利を収めたのである。
残念ながら中継がなかったので、断片的な場面しか見ていないが
柿谷、河野の活躍が目覚ましく、全体的にも非常に強力な中盤であった。
このU-17アジア選手権を以前制したのは小野や高原の現在活躍する黄金世代。
それから12年の沈黙を破り、再び黄金世代がやって来たのである。
4年後のワールドカップで彼らが出場する可能性は十分にあり
その次のワールドカップではおそらく主力メンバーとなる。
それだけに嬉しいニュースである。
今後の日本サッカー界は明るいモノだと信じたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月16日

番号ポータビリティーがもたらした恩恵

10月24日から始まる携帯電話番号ポータビリティー
略してMNPだが、消費者に取っては大きな恩恵をもたらした。
なにより注目すべきは、各キャリアのサービスの充実だが
それに加えて重要なポイントは、機種の充実である。
これまで自分にあった機種を見つけるのには非常に苦労した。
と言うのも必ず機種選択の時には「妥協」があったのである。
AとBとCの機能が欲しいが、この機種にはA,Bの機能が
こちらにはB,Cの機能、こちらにはA,Cと言ったように
何かしらの妥協がそこにはあったのである。
しかしこのMNP直前に来て、各社共に携帯の機種のラインが多くなり
ユーザとしては個々にあった選択が出来るようになったのである。
現在私はauで数ヶ月後に前回の機種変更から1年が経つ。
既に私の狙っている機種は決まっており、新しく他の機種が出ない限り
W43Hにすると決めている。
私とW43Hの両方を知っている人なら
「お前なら絶対にそれだろう」と間違いなくコメントが来るだろう。
そのくらい私の性格に合致した機種なのである。
これこそMNPがもたらした恩恵というやつである。
各キャリア既に準備万端と言った感じで10月24日を迎えるが
直前のサプライズもまだ十分に考えられるため安心する事は出来ない。
今後の携帯業界に期待しよう。

Author : 伊勢賢治

2006年09月15日

Live!

二子玉川のCafe Fouquet'sにて
私のAcoustic BandのLiveを行った。
今回はレギュラーメンバーが揃ったステージで
新たなレパートリーの評判も良く
メンバーも非常に良いリズムで演奏が出来た。
次回は来月10月6日にCafe Fouquet'sでの今年最後の
私のAcoustic BandのLiveが決定している。
その次はおそらく来年の春になってしまうので
今年まだ遊びに来ていない方は是非ともお越し頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月14日

今度は本塁打!?

ヤンキースの松井が凄い。
先日ようやく復帰したばかりだというのに
復帰した初日には4打数4安打1打点と
驚異的な記録を残し、復帰3日目のデビルレイズ戦で
第1打席でいきなりの本塁打。
さすがはゴジラの異名を取るだけあり
驚きの活躍である。
イチローの方も調子が良いようで
野球界での日本人の活躍は相変わらずのようである。
早くサッカー界でもこのように安心して
見られる選手が世界の強豪リーグで活躍する日を
心待ちにしたいところである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月13日

新iPod登場

Apple社が新しいiPodを発表した。
iPodの全てのラインが登場となったが
まずはShuffleである。
とにかく小さい。
容量は1GBのみで10000円を切っている。
クリップ型でここまで小さいと戸惑う程である。

そしてiPod nano。
こちらは8GBが登場し、価格はほぼ据え置きなので
実質上、値下げというわけである。
また駆動時間は24時間、充電時間も90分の充電で
90%の充電が可能と、使い勝手が良い。

最後はiPod。
大きな変更点はゲームが可能となった事。
今までも簡単なゲームが元から入っていたが
今回はゲームをダウンロードして使えるという点である。
個人的には大きなポイントはゲームという点ではなく
新しくアプリケーションを入れられるという点に注目したい。
もし、このゲームという定義が広ければ
iPodがPDAの様な役割を果たす事が可能となる。
容量は80GBと30GB。
こちらも現行機種より容量が増えたが、価格は下がっており
値下げされている。

また、iTunes Music Storeも改名されiTunes Storeになり
映画やゲームなどの販売が開始された。

私としては新機能がもう少し欲しいところだった。
Shuffleには簡単な液晶を。
nanoには動画再生、もしくは静止画再生。
iPodには動画再生のコーデック追加、タッチパネルの搭載。
これらの機能の幾つかがあると非常に面白いところだっただろう。

しかしながら満足の行く点としては値下げである。
これでますますiPodの買い換えなどがしやすくなり
より良い方向に向かったと思える。

またApple社はiTVというコンピュータからテレビへ
動画コンテンツなどを映し出す新しいハードウェアも開発中との事。
今後にますます期待がかかる。
Appleの次の新製品が待ち遠しい限りである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月12日

Lantern Session & 共演 村上ポンタ秀一氏

いつものように第2週のLantern Sessionに参加した。
私は直前に渋谷のSelmerJapanにて楽器の相談をしていたので
今回は20時前に到着。
第2週はいつもスロースタートなので、早過ぎた感はあるが
たまにはのんびりするのも良いモノである。

しかしSessionが始まってしばらくした時の事、驚愕の出来事が。
む、、むら、、村上ポンタ秀一氏が登場したのである。
これにはさすがに驚いた。
村上氏は今回が初めてのLanternだったらしく
若手だけでなく、大御所の方々も驚いていた。
そしてついに村上氏の演奏が。
私もすぐにステージへ向かう。
思った以上に村上氏は多くの曲に参加し
最終的に私は4曲ほど御一緒させて頂いた。
最後には円道一成氏も登場し大いに盛り上がり
非常に貴重なSessionとなった。
やはり村上氏のプレイは素晴らしく
この演奏を聴くだけでなく、実際に体験する事が出来て
大きな経験を得る事が出来た。
この経験を生かし、更なる向上を目指したいと思う。
本当に素晴らしいSessionであった。

Author : 伊勢賢治

2006年09月11日

雨が降る時だけ。

少々面白いモノを見つけた。
雨が降る時だけメールをくれるサービスである。
月形半平太メールサービスというものだが
例えば15時50分から雨が降るという様に
10分刻みで雨の降る時間を教えてくれるのである。
どうやら的中率はイマイチの様だが
この様なサービスは数少なく、需要が高いので
時間が経てば、ある程度正確になると思われる。
機材などを運ぶ関係で、雨の降る時間が解るのは
非常に便利であり、大いに期待したいサービスである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月10日

Live! & 日本対中国

和泉多摩川にある沖縄料理屋「うりずん」にて
9.11のチャリティーイベントにみゃあ氏のサポートで参加した。
毎年行われているようなのだが、私は今回が初参加となる。
非常に良い雰囲気のお店で、私もいつも以上に
良い演奏が出来たと思われる。
Liveも大いに盛り上がり、大盛況で幕を閉じた。

さて、女子バレーボールワールドグランプリ決勝ラウンドで
日本は5位決定戦、中国と対戦した。
この決勝ラウンドで、残念ながら日本はロシアとブラジルに2連敗。
ブラジルからは念願の1セットを先取したが、その後3連続で
セットを取られて敗北してしまった。
そしてこの5位決定戦だが、日本には非常に幸いな事に中国が来たのである。
中国のグループはイタリアとキューバだったのだが
現在世界ランク1位の中国が最下位でこの5位決定戦に回ってくるとは
思いもよらない展開である。
しかし、日本にとっては世界ランク1位のチームと戦えることは
大きな経験値を得ることが出来る。
その上、決勝ラウンドに進出した6ヶ国のうち、日本が予選ラウンドで
対戦していない国は中国のみ。
それを考えれば最高のお膳立てだと考えられる。
日本のスタメンはブラジル戦と同じく竹下、高橋、小山、荒木、石川、木村
そしてリベロに菅山と変わっていない。

第1セット、中国のポイントから始まり
序盤からリードを奪われる展開となる。
ここまで日本が負けている試合のほとんどは
レシーブが悪く、日本の攻撃の形が出せないまま
終わってしまう展開となっており
その問題点を修正してくれている事を祈るばかりである。
一時は3点のリードを取られたが、6-5と日本が逆転。
最初のテクニカルタイムアウトは8-7とリードして迎える。
日本はスパイクレシーブ世界一の高橋がいるにも関わらず
サーブレシーブが悪いため、良い形に持って行く事が出来ない。
そのため、木村などの狙われるメンバーの
サーブレシーブに全てがかかってくるだろう。
その後中国が立て直し、2回目のテクニカルタイムアウトは
12-16と引き離されて迎える事になる。
しかし小山のバックアタックや石川のブロックなどで
日本は連続ポイントを奪い1点差に詰め寄り
そのままセット終盤に突入する。
ところがここに来て中国が4連続ポイントで
19-24と中国のセットポイント。
最後は中国のスパイクが決まり、20-25で最初のセットは
中国に軍配があがった。

第2セットも中国のポイントで始まり、いきなりの3連続ポイント。
調子が悪いとは言え、さすが世界ランク1位のチームである。
しかし小山、石川、木村の活躍で一気に詰め寄り
最初のテクニカルタイムアウトは7-8で迎える。
このテクニカルタイムアウトの後で、またも中国が爆発。
2回目のテクニカルタイムアウトは一気に引き離されて
10-16で迎える事になってしまう。
この中国の勢いがこの後も止まらず、13-24と
またも中国のセットポイント。
そのまま押されて、第2セットは13-25と大差で敗れている。
このセットは日本のミスもあり、この大差になってしまった。

迎えた第3セットも中国の強力なスパイクで始まる。
序盤は一進一退の展開だが、中国が頭1つ抜けだし
最初のテクニカルタイムアウトは6-8で迎える。
その流れは変わらず、2回目のテクニカルタイムアウトも
中国リードで13-16で迎える事となる。
このテクニカルタイムアウトの後で中国はまたも爆発し
18-24とマッチポイントを握り、そのまま18-25で
中国にストレートで負けを喫してしまった。

決勝ラウンドに残ったとは言え、やはり世界レベルに達しただけで
世界トップレベルで戦っていくだけの力はない。
ただ、その差は大きなものではなく、課題は多いとは言え
修正できる範囲だと思われる。
それだけに、次の日本代表の試合に大きく期待したいところである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月09日

交通手段

とある場所へ打ち合わせへ出かけた。
最初電車で行こうかと思っていたのだが
その前の予定の関係で車でも行ける事が発覚。
そこで悩んだのだが、距離的には近いと思われ
最悪の場合、軽い裏道も知っていたので
車での移動に切り替えた。
と言うわけで、少々ギリギリでの移動を開始したのだが
到着してみれば10分以上前に着いていたのである。
電車で行けば1時間かかるところが車で20分。
さすがにこれはどうだろう・・・。
最近の石油事情を考えると、本当なら電車での移動が効率的だが
電車だと乗り換えなどなどで、結局時間がかかってしまう事もある。
距離的には近いのに、一度大きな駅まで乗り、そこから乗り換え。
鉄道会社の大人の事情と言うやつだろう。
個人的にはそろそろ首都圏だけでも24時間営業にして欲しいところ。
どうにかならないものだろうか。。。

Author : 伊勢賢治

2006年09月08日

Live! & 日本対ブラジル

大和Hagin's Bφにて私のAcoustic BandのLiveを行った。
今回もBassの松本央氏に協力して頂き
面白い楽曲を多数含めてお送りした。
これが私としては非常にお気に入りで
良いテンションでLiveをする事が出来た。
今後も彼の協力の下、興味深いLiveを展開していく予定である。

また昨年から休止していた私のオリジナルBANDを
この度もう一度再結成し、活動する事になった。
もちろん、松本央氏に全面的に協力して頂き
今までに増して力を注いで、完成されたステージを
お送りすべく、頑張る所存である。
既にメンバーも決定しており、こちらも楽しみにして頂きたい。
完全に固定メンバーとなるかどうかは今後の動向次第だが
より良いステージをお送りして行けるように
試行錯誤していくので、大いに期待してお待ち頂きたい。
Liveの予定などはスケジュールやこのブログにて発表するので
その際には是非遊びに来て頂きたい。

さて、女子バレーボールワールドグランプリで
日本はついに正念場となるブラジル戦を迎えた。
決勝ラウンドで準決勝に残るには昨日のロシア戦に負けてしまったので
このブラジル戦で勝つしか道は残されていない。
日本のスタメンは昨日のロシア戦と同じく小山と石川が入っている。
やはり杉山の足の調子が悪いのだろうか。
非常に心配である。
またブラジルはここまで全勝で上がって来ており
波に乗っているチーム。
どうにかこのブラジルを制したい。

第1セット、まずはブラジルのポイントで始まる。
序盤は日本リードで試合が展開するが
昨日に引き続いてカメラワークが悪すぎる。
ただ修正点として昨日はテレビに近づかなければ
読めなかった得点表示だったが
どうやらフジテレビが独自の得点表示を
その読みづらいイタリアのテレビ局の映像の上に
重ねて表示している。
序盤はそのまま日本が8-7とかろうじてリードし
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
そしてその後ブラジルに逆襲されるが
日本は盛り返し、小山の大活躍で15-13とリードを広げていく。
その後も高橋などが後に続き16-13と3点のリードで
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
テクニカルタイムアウト後も、高橋の驚異のツー攻撃などで
日本はリズムに乗って試合を展開する。
やはり予選ラウンドで2回もストレートで敗れているとは言え
ロシアよりもブラジルの方が日本にとっては相性が良いようである。
しかしここでブラジルの逆襲で3連続ポイント。
17-16まで追いつかれるが、高橋が切り18-16。
ブラジルも日本が嫌がる選手であるレナタを投入し
ここから一進一退の白熱した試合展開になる。
しかしブラジルのミスもあり20-18でセット終盤へ。
ここから小山が大回転の活躍もあり日本はついに石川のスパイクで
24-21でブラジル相手に初めてセットポイントを迎える。
ところがここでブラジルが食らいつき24-23と追い上げられる。
しかし、最後はブラジルのサーブミスで日本が念願の
1セットを取る事が出来た。
この勢いのまま、一気に試合を決めて欲しい。

続く第2セットは小山のいきなりのブロックポイントで
良い形で日本のポイントで始まる。
そのまま木村のスパイクが決まり2-0とリードを奪う。
しかしブラジルも連続ポイントで返し2-3と逆転される。
ここからブラジルに流れが行きかけたが
またも小山のサービスエースを取り、流れを戻し
6-5とまた日本がリードを奪い返す。
しかしブラジルがまたも逆転し、最初のテクニカルタイムアウトは
7-8とブラジルに一歩リードされて迎える。
そこからブラジルに徐々に引き離され2回目のテクニカルタイムアウトは
16-11とリードを広げられてしまう。
日本は小山を中心にブラジルに押されつつも
どうにかリードを縮めて17-20でセット終盤へ。
リードがほぼ変わらず20-24でブラジルのセットポイント。
しかしここで石川がジャケリネをブロックし21-24とする。
そしてそれに続き小山がサーブで崩し
それをまたも石川のブロックポイントで22-24と2点差まで追いつく。
どうにかここでブラジルを捕まえ、このセットも取りたいところ。
しかし最後はブラジルのスパイクが決まり22-25で
第2セットはブラジルに取られてしまう。

迎えた第3セット、ここで何とフジテレビが放送短縮の為
第3セットをカットしてしまう。
第3セットの結果はブラジルに取られてしまった。

正念場となった第4セット、序盤から一進一退の攻防だったが
2-2となったところで、ブラジルが抗議でイエローを貰い
日本にポイントが入り3-2とリードを取るが
ここで日本のサーブが外れて3-3となってしまう。
しかしブラジルもサッサがサーブを外して4-3。
このセットは先に流れを掴んだ方が勝つ気がしてならない。
そのままどちらのチームも流れを掴めないまま7-8で
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
このテクニカルタイムアウトの後、ブラジルがリズムを乗り始めるが
日本もそこは黙ってはおらず、少々リードされるが
そこから引き離されずにどうにか食らいついて行く。
2回目のテクニカルタイムアウトは11-16とブラジルの連続ポイントが
響いてブラジルにリードを広げられて迎える事となる。
この試合当たっていた小山だったが
ブラジルもこの小山をチェックし、大活躍とまでは行かなくなって来た。
しかしリードされているとは言え、ブラジルもリズムを
掴み切ったわけではなく、日本にもまだチャンスがある。
日本はここから石川のブロックや木村のスパイクなどで
じわりじわりとブラジルを追い上げ14-17まで追い上げる。
ブラジルもこれ以上日本を調子付かせるわけには行かず
ここでタイムアウトを取って立て直しを図る。
このタイムアウトの後、やはりブラジルが立て直し連続ポイント。
今度は日本がタイムアウトを取り、巻き返しを狙う展開。
そして日本のタイムアウトの後、ブラジルの勢いを止める事が出来ず
16-24でついにブラジルのマッチポイントを迎える。
そして最後はブラジルの強烈なスパイクが決まり17-25で
どうにもならず、日本はセットカウント1-3で敗れてしまう。

ブラジル相手に1セット取った事は喜ばしいが
やはり勝てたポイントが何ヶ所かあったため
悔しい試合である事に変わりはない。
しかし小山や石川などの新しい力の台頭は
日本の今後に取って嬉しい事であり
最後の試合となる5位、6位決定戦で勝利を収め
良い形でこのワールドグランプリを終わって頂きたい。
ワールドグランプリ最後の日本代表の試合に期待しよう。

Author : 伊勢賢治

2006年09月07日

日本対ロシア

女子バレーワールドグランプリで日本はイタリアで
決勝ラウンドの初戦、ロシアと対戦した。
オリンピックの前哨戦とも言えるこの戦いで
日本は予選ラウンドで敗北したロシアとブラジルと同じ
グループとなってしまった。
しかしながら、この決勝ラウンドで日本が勝ったのは
キューバのみであり、それ以外はこちらも敗北したイタリア。
そして現在世界ランク1位の中国。
日本のレベルはこの決勝ラウンドでは一番下だと思っても
差し支えない状態である。
この決勝ラウンドでは3ヶ国中上位2ヶ国が準決勝へと
駒を進めることが出来る。
この試合の前にロシアは既にこの決勝ラウンドでブラジルに敗れており
もしこの試合で日本がロシアに勝てば
日本はブラジルと戦う前に準決勝への進出が決まる。
この後日本がブラジルに負けたとしても、当該国同士で
ロシアに勝っていれば良いというわけである。

そして注目のスタメンだが、このスタメンが面白い。
日本は大山、そして杉山を外しており
スタメンは竹下、高橋、荒木、木村、リベロに菅山。
そして小山と石川である。
大山が外れたのは当然だと考えるが
杉山が外れたのは恐らく足の具合が悪いのだと予測する。
予選ラウンドの中でも、テーピングをしながら
頻りに足を気にする杉山の姿があったので
足の調子も気になるところである。

まずは第1セット、ロシアのスパイクが決まりロシアのポイントで始まる。
しかし、日本もセンター線を使い、荒木がやり返す。
ロシアは予選ラウンドの時と同じく、木村を狙っており
これが大当たりで、いきなり連続ポイントで1-5と大きくリードされる。
予選ラウンドでストレートで負けてしまっただけに
この試合はどうにか雪辱を晴らしたいところである。
そのままロシアに押されて最初のテクニカルタイムアウトは
2-8と非常に苦しい立ち上がりで迎える事になる。
ロシアに完全に押さえ込まれる中、日本は高橋を中心に攻めるが
ロシアの高さの前にどうにもならず2回目のテクニカルタイムアウトも
8-16と点差は開いたままである。
ここで気がつくのは、先日のサッカーの日本対イエメン戦と同じく
カメラワークが最悪である。
カメラがぶれており、見られたものではない。
と思っていたら、やはりテレビ局に苦情が行ったようで
アナウンサーが、この映像は現地のイタリアの放送局の
映像を使用している旨を早速伝えていた。
私が勘違いしているのか解らないが
世界のテレビ局のレベルはここまで低いモノなのだろうか。
日本の映像を考えると非常にクオリティーが高い。
それだけにこのレベルのカメラワークだと
非常にストレスを感じてしまう。
注目している試合なだけに、大いに残念である。
試合はそのまま終盤に入りロシアのセットポイント。
日本は何とか奮戦するが、最後は15-25と
10点差をつけられてしまう。
どうにか第2セットで巻き返しを狙いたいところである。

続く第2セット、今度は日本のポイントで始まる。
序盤、日本はロシアのミスと小山、荒木の活躍で
いきなりの連続ポイントで5-1とリードする。
第1セットとは全く逆の展開である。
しかし今度は日本のミスで6-6と即座に同点に追いつかれ
そこから6-7と逆転される。
そのまま、木村のスパイクがアウトとなり
6-8で最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もロシアの勢いが止まらず、連続ポイントなどで
日本は完全に押さえつけられ、2回目のテクニカルタイムアウトは
10-16とまたも大きく離されて迎える。
しかし、ここで日本についに流れがやってくる。
小山のバックアタック、石川、荒木のブロックポイントなどで
17-20と3点差まで追いすがる。
そしてそれがロシアのミスを誘い21-22と1点差。
しかしここでロシアも踏ん張り22-24でロシアのセットポイント。
日本は頑張ったのだが、最後は小山のスパイクがアウトになり
22-25と良いところまで行きながら敗北してしまう。

迎えた第3セット、このセットも日本のポイントで始まる。
そのまま日本は石川のブロードや
小山の強力なジャンプサーブなどが決まり
第2セットと同じく序盤からリードを奪う。
そしてこのセットはついに8-3と日本が初めて5点リードで
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
日本はやはり竹下に綺麗にレシーブが返った時は
良い攻撃が決まっているが
ロシアのサーブの前にレシーブを崩され
日本の本来の攻撃の形が出てこない。
高橋の技術や、小山の運動能力に頼んだ攻撃になってしまうと
さすがにこの世界レベルでは通用しない。
そしてこのセットは日本の調子が良く
2回目のテクニカルタイムアウトも16-9で大きくリードして迎える。
こうなると何とかロシアに一泡吹かせて欲しいところである。
そしてロシアに少々逆襲されるが、20-15と日本リードで
セット終盤に入り、その後運も味方し21-15となり
ロシアも堪らずタイムアウトを取る。
しかし、ここからロシアの脅威の逆襲が始まる。
何と6連続ポイントで21-21と一気に同点に持ち込まれる。
ところが、日本も黙っているわけはなく
24-22とついにセットポイントまで漕ぎ着ける。
しかしここでロシアも連続ポイントで24-24のデュース。
そしてロシアのガモワのスパイクが外れて25-24。
その後、またロシアに入れられて25-25。
今度は日本の高橋のスパイクで26-25。
ここでロシアがまたも返して26-26と息もつかせない展開。
そしてついにここでロシアがブロックポイントで27-26。
このセットで初めてリードされる。
しかしここは小山がしっかりと切って27-27。
ところが、日本の攻撃がロシアのブロックにかかり
27-28でロシアのマッチポイント。
そして最後は荒木のスパイクがアウトとなり
27-29でまたもロシアの前にストレートで敗れてしまう。
観戦している方としても、何とも悔しい展開である。

明日のブラジル戦に良い勝ち方を出来れば
日本は準決勝へ駒を進める事が出来るが
ブラジルはロシアよりも更に世界ランクは上。
しかしながら、個人的には日本としては
ロシアよりもブラジルの方が相性が良いと思えるのである。
ロシアのサーブやアタックをレシーブする事に関しては
非常に厳しい様に見えるのだが
ブラジルのサーブやアタックに関しては厳しい事には変わりないが
ロシアよりは形が作れているように思える。
そのため、明日のブラジル戦に大きな期待を残して
観戦する事にしたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月06日

日本対イエメン

サッカー日本代表はアジアカップ最終予選
アウェイでイエメンと対戦した。
今回の敵はイエメンだけでなく標高と飛ぶボール。
高い標高で普段生活していない日本人にとっては
この標高では一気に体力が奪われ、酸素不足になる。
そしてこの標高が影響し、ボールも非常に飛ぶとの事。
南米予選ではエクアドル対ブラジルで
エクアドルの高い標高の中での試合にブラジルは苦戦し
結果敗北してしまっている。
それだけに格下のイエメン相手とは言え、全く気が抜けない。
また、前回のサウジ戦のような弱い日本は見たくない。
修正している事を祈るばかりである。
日本のスタメンは前回とほぼ同じだが
駒野に代わって羽生が入っている。
サウジ戦でのベンチからの声を聞いていれば当然の結果だろう。
FWも変化はなく巻と田中達也が入っている。

イエメンのキックオフで試合開始となるが
キックオフから気になる事が1つ。
カメラ割が悪すぎる。
というのも、おそらくスタンドが平面的なため
高い位置からカメラで狙うことが出来ないのだろう。
見づらくて仕方がない。

見ていると、やはりボールの飛びが良く
スローインでさえ、結構な飛距離を出している。
これに慣れていない日本は、ちょっとしたミスが
大きな影響を及ぼすことになりそうで
注意が必要だろう。

そんな自然環境も気をつけなければならないが
ピッチの状態もあまり良くなく
グラウンダーのパスの精度がどうしても良くない。
また、風も強くそれも影響しているようである。
そして再度書いてしまうが、カメラ割りが悪すぎる。
どうやらグラウンドの限られた場所にしかカメラを
設置する事が出来ず、しかもクレーンなどの
機材を使っていない。
おそらくクレーンなどの機材を使えない
もしくは持ち込めないという理由と想像出来るが
これは全く中継のレベルに達していない。
ボールの位置を把握するのも難しく
ゴール近くの混戦も全く解らない。
アナウンサーの話を聞いていると
どうやらイエメン側のテレビ局の国際映像を
使用しているとの事だが
結局のところイエメンのテレビ局のカメラワークが最悪という事である。
個人的に予測するに、おそらくTBSに多くの苦情が入ったのだろう。
その為、このカメラワークはTBSのものではないと
上手くアナウンスに乗せて伝えたものだと思われる。

試合は序盤は様子見と言った感じだったが
時間が進むにつれて、やはり自然環境に慣れていないせいか
動きが少々鈍く、イエメンのカウンターを受けている場面が目立つ。
結局そのまま前半は両チーム無得点のまま終了し
後半へ折り返すことになった。

迎えた後半、日本は田中達也に代えて佐藤を投入している。
やはりこの標高ではさすがの田中達也も体力が持たなかったのだろう。
日本のキックオフで後半開始となったが
佐藤の決定力に期待し、後半早々に得点と行きたいところである。

後半から入った佐藤の活躍で、徐々に日本へ流れが来ていたが
後半20分を過ぎたあたりから、選手が相当バテて来ているのが解る。
足がもつれたり、悪い状態のピッチの芝に足をとられたりと
厳しいコンディションがここに来てさらに拍車をかけている。
この試合、交代枠の使い方で試合が決まる場合もあるかもしれない。

そんな後半25分、阿部のシュートがイエメンのゴールを揺らすが
オフサイドの判定で、残念ながら得点には至らない。
このプレイの直後、遠藤がフリーで決定的なチャンスを得るが
こちらも枠を捉えられずに得点にならない。

ここで日本は羽生に代えて我那覇を投入。
FWを3枚に増やして一気に試合を決める姿勢に入った。

後半も終盤に入ると、イエメン側も厳しいらしく
日本の攻撃が上手くいきそうになると
全て悪質なファウルで止めに来ている。
カメラワークが悪いのと、ピッチの整備が出来ていないのと
このファウルを使用した汚いゲームに
個人的にはイエメンの印象は最悪である。

対する日本も後半39分、闘莉王に前線に残るように指示が飛ぶ。
日本も完全に攻めの姿勢で得点を取りに来ている。
オシム監督も上手くいかない場面では水を投げつけるなど
かなり苛立って来ているのが目立っている。

そして後半42分、今度はイエメンの時間稼ぎが始まった。
しかも驚くべき事に、ピッチにカートが入って来たのである。
これではピッチの状態も何もあったものではない。
あまりにサッカーを知らなすぎる愚考である。

しかし、そんな後半もロスタイムに入る直前
ついに日本にゴールが生まれた。
遠目から来たクロスを巻がヘッドで落とし
それを我那覇が流し込んでゴール。
ついに待望の先制点で1-0と先制する。

日本はその直後、巻に代えて梅崎を投入。
19歳というU-21日本代表からの大抜擢の選手である。
この日本の先制点で、イエメンが完全に意気消沈し戦意喪失。
梅崎の目立ったプレーもなく、試合は終了。

何とか1-0で日本が辛勝と言ったところであるが
オシム監督の表情でも解る様に、褒められた試合内容ではない。
とにかく勝利した事は、アジアカップの中では良い事だが
日本代表の向上という点では、まだまだである。
しかしながら、この悪条件では勝つ事が最優先だと考えられる為
その点では良かったのだろう。
二度とアウェイでイエメンとあたらない事を祈りつつ
次の日本代表の試合に期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月05日

Lantern Session

第1週Lantern Sessionであった。
今月はいつもより少なめだったので
人数的には非常にやりやすい状態でのSessionであった。
ただ、毎月来ているお決まりのメンバーの参加も少なく
いつもよりも少々盛り上がりに欠ける部分もあり
個人的には残念である。
とは言え、毎年こういうSessionは必ずあるものなので
おそらく次回にはまた大いに盛り上がるはずである。
まぁ、箸休めと言ったところだろう。
ホストメンバーからのお願いとしてはSBCのWeb Siteに掲載してある様な
定番の楽曲は最低限演奏出来るようにして来て頂くと
初めての方でも、もっと楽しめると思われる。
このSBC主催のSessionは今月の第3週の木曜日に
南青山のMike's Paradiseでも行う予定なので
是非いらして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月04日

確かにその通りですが。。。

昨日のサウジアラビア戦の後のオシム監督の会見が
大きく話題を呼んでいる。
今までの自信に溢れた、頼もしい言葉は影を潜め
ダメ出しの嵐である。
会見で名指しで選手にダメ出しをするのは異例であり
チーム内でも波紋を呼ぶ可能性が高い。
それだけにこれまでの監督も会見では
良い意味でも、悪い意味でも大人な会見を開いてきた。
ただ、オシム監督は違う。
悪い点を次々と話し始め、審判団にまで問題点を提起するという
記者からしてみれば驚きの会見であった。
メディアからは「言い訳会見」とパッシングをされ
話題を呼んでいるが、個人的には言っている事は正しく
的確なコメントであると考える。
あえて言うなら、それは会見でなくても良かったのではないかという点である。
日本の風潮を知らないオシム監督なので仕方がないが
会見で自らの感情を高めて話してしまうと
どうしても悪い印象を与えてしまうモノである。
ただ、日本のメディアもオシム監督が日本の風潮を知らない事を
ある程度頭に入れた発表をしても良いのではないかと思われる。
情報操作というと悪い響きに聞こえるが
それは情報を発信した側に取っても、情報を受け取る側に取っても
優しさであるように思えてならない。
新生日本代表はまだ結成したばかりのチーム。
そう簡単に強くなっては、今までの監督が形無しである。
それにサッカーはそんな簡単なモノでないから面白いのである。
次のイエメン戦だけでなく、今後の日本代表に
これまでと変わらない期待を寄せる事にしたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月03日

日本対ブラジル & 日本対サウジアラビア

女子バレーボールワールドグランプリ最終戦で
日本はブラジルと再度激突した。
この試合に勝てば日本は決勝ラウンド進出となるはずだったが
試合前に、現在7位のアメリカが負けてしまったため
日本はこのブラジル戦を前にして決勝ラウンド進出が決定した。
そのため、日本は何のプレッシャーもなく
ホームでブラジルと対戦する事が出来るわけである。
しかしブラジルは予選ラウンドで、現在負けなし。
しかも日本は最初の東京ラウンドで一度負けている。
雪辱を晴らす意味でも、絶対に勝っておきたい相手である。
日本のスタメンは昨日と同じメンバー。
個人的には大山よりも落合をと言いたいところだが
それはいろいろとあるのだろう。

第1セットまずはブラジルの強烈なスパイクで
ブラジルのポイントで始まる。
そのままブラジルは木村を狙い連続ポイント。
直後に高橋がやり返すが、ディフェンス面での
木村の穴をどうにかしないと危険である。
そして日本もブラジルに負けずに荒木の連続ポイントで
3-2とし、序盤から面白い試合展開である。
この後、竹下のツーアタックでまたもポイントを取り
日本はいきなり4連続ポイントとなる。
ここでブラジルは堪らずタイムアウトを取る。
良い試合が期待出来るかも知れない。
そして最初のテクニカルタイムアウトは接戦の末
8-7で日本リードで迎える事となる。
特筆すべきはブラジルの攻撃をしっかりと拾っている菅山である。
リベロでの起用のため、あまり目立ってはいないが
現在全選手中スパイクレシーブ率2位と大活躍である。
ところが、ブラジルがここに来て調子づき逆転し
10-14と一気にリードを広げられる。
ここで日本は調子の出ない大山を小山に変更。
個人的には良い選択だと思えてならない。
その証拠に、日本はここで2連続得点。
ここからどうにかして欲しいところである。
2回目のテクニカルタイムアウト13-16と少しリードを縮めて迎える。
そのまま日本はブラジルにリードされながらも
途中からの小山の活躍などで何とかつなぎ
17-20でセット終盤へ。
そしてそのまま19-24でブラジルのセットポイントとなってしまうが
ここで日本は高さを出すために竹下の代わりに
初出場となる高橋を投入し流れを変えにかかる。
そしてその直後に高橋のサービスエースでポイントを取るが
21-25で敗北となってしまう。
高橋は初出場となったが、プレーをしないまま終了となってしまった。

続く第2セット、日本は小山をそのまま投入している。
このセットもブラジルのポイントでセットが始まるが
日本も荒木の強打ですぐにやり返す。
しかし最初のテクニカルタイムアウトは5-8と
ブラジルリードで迎える事となる。
そのまま小山の活躍もあったのだが
日本は2回目のテクニカルタイムアウトも
リードを広げられて10-16で迎える。
日本の攻撃もある程度は通っているのだが
とにかくブラジルの攻撃が全く止められない。
菅山などのレシーブ頼みと言った感じで
肝心のブロックが上手く機能しない。
そのままブラジルペースで試合が進み
17-22となったところで、日本はまたも高橋を投入。
その高橋が入った直後に良いトスを上げて
それを小山がスパイクで決め、良い流れを作る。
そしてワンポイントでの使用だったため
すぐに竹下にまたバトンタッチし
日本は巻き返しを狙う。
しかしブラジルの勢いの前に、19-24でまたもブラジルのセットポイント。
ここで日本は杉山のクイックで20-24とし
そこに木村が続いて21-24としたが
最後はブラジルのジャケリネにやられて21-25で
第2セットも続けて落としてしまう。

正念場となった第3セット、日本は杉山に代えて
最年少の石川を投入する。
このセットもブラジルの連続ポイントで始まるが
しかし日本も小山の大活躍や、それに続いた
菅山の好レシーブなども功を奏して
最初のテクニカルタイムアウトはブラジルにリードを許しつつも
良いリズムで6-8で迎える事となる。
この流れが影響したのか、タイムアウト後はブラジルがミスを連発。
日本は10-10と同点に持って行く。
しかしこの日本の逆襲にブラジルが再度持ち直し
11-16と一気にブラジルペースで2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
ところが、今度は日本が再度持ち直して
連続ポイントなどで17-20まで詰め寄る。
しかしこの試合の日本は良いリズムを掴むと同時に
すぐにミスで悪いリズムを呼び戻してしまう。
そしてついに17-24でブラジルのマッチポイント。
ただ、この流れはどうにも変えることが出来ずに
18-25でまたもブラジルにストレート負けを喫してしまう。
ブラジルに2戦続けてのストレート負けは
あまりに屈辱的ではあるが、この試合でまた大きな経験値を
得た事は確かであり、まだ日本はこの後イタリアでの
決勝ラウンドが待っている。
何とか修正し、もう一度世界のトップレベルへ挑戦して欲しい。
今度の決勝ラウンドに期待したい。


さて、次はサッカー日本代表のアジアカップ最終予選である。
相手はワールドカップの本戦にも出場したサウジアラビア。
油断のならない相手である。
前回のアジアカップ王者の日本としては
このアジアの強豪をアウェーで相手にするとは言え
絶対に勝って最終予選を1位通過と行きたいところ。
そして今の日本は前回のアジアカップの日本とは
大きく変わりつつあり、パワーアップしていると考えられる。
この試合、是非とも安心して見たいモノである。
また今回の遠征ではメンバー発表の日に出発。
そして到着と同時に練習場で練習を開始という
異例の力の入れようであり、この成果も楽しみなところだろう。
日本のスタメンはGKにキャプテンの川口を据え
DFに三都主、坪井、加地、駒野、闘莉王
MFに遠藤、阿部、鈴木
FWは巻と田中達也の2トップ
登録上はDFとなっているが、システムは変わらず
三都主は中盤の左サイドに位置している。

日本のキックオフで試合開始だが
日本の立ち上がりは非常に良くない。
日本ボールにしてもパス回しが悪く、相手に取られている。
オシム監督もこの立ち上がりは気に入っておらず
ベンチで必死に会話を展開しているようである。
開始から10分経った後も、悪い状況は変わらず
ベンチから盛んに声が飛ぶものの
修正には至っていない。
逆にサウジアラビアの攻撃は綺麗に通っており
まだ枠を捉えていないだけで、いつゴールされてもおかしくない。

そこから10分経った前半20分、ようやく日本らしい攻撃が
1つ見られ、ここから少しずつ日本に変化が見られる。
序盤は最悪の立ち上がりだったが
このまま修正が上手く行けば、この試合は面白くなるだろう。

試合が進むにつれて、日本も立て直しつつあるが
サウジアラビアも非常に強いチームであり
なかなか思うような試合展開にはならない。
そのまま前半は0-0で折り返す事となる。

迎えた後半、いきなりサウジペースで試合が始まる。
サウジのキックオフからとは言え、日本は立ち直り切っていない。
立て続けに右サイドから攻められ、しかもミスで決定的な
チャンスをサウジアラビアに与えてしまうなど
ハーフタイムでの修正が見えない。
何とか川口が防いではいるが、このままでは時間の問題だろう。

そして後半11分、ついにサウジアラビアにチャンスが訪れる。
日本のゴール正面、ペナルティーエリアのすぐ外側で
FKを与えてしまうが、このシュートは枠を外れ
日本は相手のミスに救われた形となった。

ディフェンス面では問題が残るが、攻撃面では
両サイドからのサイドバックの上がりが良い形を生み
少しずつだが日本の攻撃が見られるようになる。
しかしながら、ディフェンス面では全く良い場面は見られず
非常に危険である。

後半20分、日本は田中達也に代えて佐藤寿人を投入。
流れを変える力を持っているだけに
彼のゴールを期待したいところである。

しかし、後半28分についにサウジアラビアに得点となる。
ここまでディフェンスが悪ければ仕方ないが
数の上ではそこまでピンチではなかったはずなのに
あっと言う間にボールを流され、DFが振られて得点されてしまう。
攻撃面で攻めている状態だったので、大いに残念である。

この直後に日本は巻に代えて我那覇を投入。
先制された事で目を覚まし、ゴールを奪いたいところである。
その後、後半36分に鈴木啓太に代えて羽生を投入。
ディフェンスで悪い部分だった鈴木を代える事で
ディフェンス面、そしてその流れが攻撃にも転じる事を信じたい。

羽生の投入で流れは少しずつ日本に来ていたが
結局その後得点を挙げる事は出来ず
0-1で日本が敗れてしまった。
勝てる勝てないの話ではなく、本来の日本の調子が
全く出ていなかった事が腹立たしいくらいに残念である。
アウェーとはいえ、良い試合をするだけの実力がありながら
ここまで実力が出ないと言うのは厳しいものである。
残念ではあるが、とにかく次のアウェーでの
イエメン戦に期待する事にしたい。

Author : 伊勢賢治

2006年09月02日

日本対イタリア

女子バレーボールワールドグランプリ
日本はついに正念場の試合を迎えた。
昨日のドミニカ戦に勝利を納めたため
このイタリア戦に勝てば最後のブラジル戦を
待たずして決勝ラウンド進出が決定する。
しかし、イタリアは現在世界ランク3位と格上のチーム。
ドミニカ戦でも余裕の勝利というわけではなく
日本はまだ世界レベルで戦える状態なだけで
世界トップレベルではない。
それだけに、しっかりとミスを少なくして
この試合に集中していきたいところである。
イタリアは日本戦を意識して、日本に強いメンバーで
スタメンを組んでおり、対する日本のスタメンは
ドミニカ戦と同じく、竹下、杉山、高橋、荒木、木村、大山
そしてリベロに菅山を据えている。

第1セット、まずはイタリアのポイントで始まる。
そのままイタリアの連続ポイントとなるが
日本もすぐに連続ポイントをとるなどして
序盤から一進一退の白熱した攻防が繰り広げられる。
そのまま最初のテクニカルタイムアウトは
イタリアが一歩リードし、7-8で迎える。
その後、イタリアに少しリードされ
2回目のテクニカルタイムアウトは14-16で迎える事となる。
しかしこの後、イタリアのバレーが炸裂する。
高橋などが奮戦するが一気にリードを広げられ
18-24とイタリアのセットポイント。
そのまま決められて18-25で最初のセットはイタリアに取られてしまう。

続く第2セットもイタリアのポイントで始まる。
このセットも序盤から一進一退かと思われたが
最初のテクニカルタイムアウトの時点では
イタリアにリードを許し5-8と3点のビハインドとなる。
その後も日本はリードを縮める事が出来ず
2回目のテクニカルタイムアウトも11-16とリードを広げられて迎える。
日本の攻撃はイタリアにことごとく防がれ
どうにも厳しい状況となっている。
逆にイタリアの攻撃は通るばかりで、止めるどころか
崩す事も難しくなってしまっている。
そのままイタリアの勢いに押され16-24とイタリアのセットポイントとなる。
ここから日本は3連続ポイントを取るが
結局19-25でイタリアに連取されてしまう。

そして正念場の第3セット、日本は調子の悪い大山に代えて
落合を投入する。
ブロック要員として大山を入れていたが、イタリアの攻撃の前には
ブロックもかなわず、こうなれば落合を入れて
日本の攻撃力を上げる方が良いとの選択である。
その落合のスパイクが決まり、日本のポイントで始まり
日本はいきなりの連続ポイント。
このセットは幸先が良い。
そしてこのセットは日本がようやく一歩リードし
8-7で最初のテクニカルタイムアウトを迎える事が出来た。
しかし、このタイムアウトの後でイタリアが盛り返し
一度は逆転されるが、そこから日本が再度盛り返し
2回目のテクニカルタイムアウトは日本がリードしなおし
16-15と、良い雰囲気で迎える。
そのまま日本はイタリアの猛追を交わし
この試合初めて20-18と20点の大台に乗せる事が出来た。
しかしまたイタリアも盛り返し、直後に同点とされ
ここから一進一退の攻防となる。
23-23となった後、ついに23-24でイタリアのマッチポイントとされる。
日本は粘ったが、最後はアウトとなり23-25で
イタリアにストレートで負けを喫してしまう。

何とも厳しい試合となったが
これが世界の壁と言うものだろう。
日本はこれで明日の最終戦でブラジルに勝てば
決勝ラウンド進出となるが
ブラジルは東京ラウンドで一度ストレートで
負かされているチームであり
日本にとっては本当に正念場となるだろう。
経験値という面でも決勝ラウンドに進出するのと
しないのとでは大きな違いがあり
何とか明日の試合に勝ち、決勝ラウンドに
進出して欲しいものである。

Author : 伊勢賢治

2006年09月01日

日本対ドミニカ共和国

女子バレーワールドグランプリも、いよいよ大詰めとなり
予選最後の岡山ラウンドを迎えた。
上位6チームがイタリアで行われる決勝ラウンドに進出となるが
日本の順位は現在5位。
圏内にいるが、決して油断できない順位である。
しかもこの岡山ラウンドではドミニカを皮切りに強豪チームとの
試合となっており、日本の真価が問われるラウンドとなるだろう。
ドミニカ戦、日本のスタメンは高さを出すために
これまで調子の出なかった大山を入れ
竹下、杉山、木村、高橋、荒木、菅山の
ワールドグランプリ最初のスタメンに戻している。

第1セット、まずは高橋の強打で日本のポイントから始まる。
そして荒木の連続ポイント、大山のブロック、高橋のサービスエースで
いきなり4-0と日本のリードで試合が進む。
ドミニカもこの展開にすぐにタイムアウトを取る。
そのまま日本のペースで最初のテクニカルタイムアウトは
8-3で日本が大きくリードして迎える。
その後も日本は高橋、杉山などの活躍でリードを広げ
2回目のテクニカルタイムアウトも16-7と
順調に試合を展開していく。
この試合、ドミニカは非常に立ち上がりが悪く
本来の実力が全く出ていない。
日本はこの隙に一気に試合を終わらせてしまいたい。
結局第1セット、最後は荒木の強烈なバックアタックで
25-16と日本の圧勝となった。

続く第2セット、今度はドミニカのポイントで始まるが
日本も荒木のブロードでやり返す。
しかしドミニカはこのセットでしっかり調整してきており
最初のテクニカルタイムアウト、今度は4-8で
ドミニカペースで迎える事となる。
その後も日本はリードを縮めることが出来ず
11-16と、2回目のテクニカルタイムアウトも
ドミニカリードで迎える。
日本は17-23とされたところで大山を下げ落合を投入。
個人的には大山の調子は悪くはないが良くもない。
それならこの調子の良い落合の方が格段に良い選択だと思われる。
しかしそれでも第1セットがウソの様な展開で
第2セットは18-25でドミニカに軍配が上がる。
日本はこれでこのワールドグランプリで初めてストレート以外の
試合をする事となった。

第3セット、今度は高橋の隙を突くスパイクで日本ポイントで始まる。
そしてこのセット、再度戻した大山の連続ブロックで3-0と
良いテンポで試合が始まる。
しかし、大山のブロックは良いのだがスパイクの調子が悪く
攻撃面ではあまり貢献できていない。
そのかわりに、杉山の相手の高さを無効化してしまう
驚異的なスピードの速攻でカバーし、最初のテクニカルタイムアウトは
8-5とリードして迎える事となる。
このセット杉山と荒木のセンター線の攻撃が効果的に機能しており
2回目のテクニカルタイムアウトの16-10と大きくリードして
迎える事が出来た。
その後も日本はドミニカの猛追を防ぎ、荒木の活躍もあり
24-15と日本のセットポイント。
最後は大山のブロックアウトで25-16で第3セットは日本がまたも快勝する。

そして迎えた第4セット、今度はドミニカのポイントで始まる。
日本としてはこのセットでどうにか試合を決めたいところ。
このセット序盤は一進一退の展開だったが
ドミニカに少々やり込められ、5-8とリードされて
最初のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後もドミニカの攻撃力の前にやられて
2回目のテクニカルタイムアウトも7-16と
ボコボコにやられて迎える事となってしまう。
後半、日本は追い上げを見せるが
結局最後は15-25と大差で完敗してしまう。

日本、この大会初のフルセットとなった
最終セットは木村のいきなりのサービスエースで
日本のポイントから始まる。
この試合の流れから行くと、セットの最初にポイントを
取った方がそのセットを取っており、縁起がよい。
そのまま序盤は日本の連続ポイントでリードを広げ
8-6でコートチェンジとなる。
最終セットはテクニカルタイムアウトはなく
コートチェンジのみとなる。
その後、ドミニカが少々追い上げを見せるが
日本は1点のリードを保ち試合を展開する。
しかし、このセット終盤で11-12とこのセット初めてのリードを許す。
この大事な場面で荒木のダイレクトスパイクが炸裂。
12-12と再び同点に戻す。
ところが、ドミニカも黙っているわけはなく、2連続得点で
12-14とついにドミニカのマッチポイント。
ここでドミニカのスパイクミスで13-14とし
直後にドミニカがタイムアウトを取る。
日本としてはここで後1ポイント取って、まずはデュースに持ち込みたい。
この場面で日本は相手のスパイクを拾い
それを木村が決めて14-14のデュース。
その後杉山の活躍で今度は15-14と今度は日本のマッチポイント。
そして最後はまたも木村のスパイクが決まり16-14で
日本がフルセットの長い戦いをその手にした。
非常に苦しい戦いであったが、この厳しいラウンドの初戦で
このような試合を勝利した事で、日本は良い経験と
勢いを手に入れた事になる。
この後の試合も大いに期待したいところである。

Author : 伊勢賢治