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2006年08月31日

サウジ、イエメン戦の24人

サッカー日本代表が出場するアジアカップ最終予選
9月3日と6日に行われるアウェーでのサウジ戦と
イエメン戦に出場する24人が決定した。
今回も大きくメンバーが変更になっており
U-19などの若い世代のメンバーも入っているのが面白い。
まさに日本中から集めたと言った感じで
恐らく色々と試したい時期なのだろう。
今回も海外組は不在となっており
オシムジャパンの本当のベストメンバーを見る事が出来るのは
まだ先の話になりそうである。
気になるメンバーだが
GKには川口能活に加え山岸範宏、そして初選出となるU-21代表の西川周作。
DFには三都主アレサンドロ、坪井慶介、田中マルクス闘莉王、加地亮、駒野友一と
こちらは不動のメンバーである。
MFは非常に多く遠藤保仁を筆頭に
長谷部誠、鈴木啓太、中村直志、阿部勇樹、羽生直剛、山瀬功治
田中隼磨、小林大悟らに加えて初選出となる二川孝広、伊野波雅彦
そしてU-19から大抜擢の梅崎司。
注目のFWだが、こちらもあまり変化はなく
巻誠一郎、佐藤寿人、田中達也、我那覇和樹の4人。
個人的には巻が高さに加えてボールコントロールがあれば
非常に心強いのだが、そのあたりは使い続ける事で
伸ばしていく方針のように思える。
また、心配されたサウジアラビア戦の中継だが
どうやら無事に話がまとまり、テレビ東京での放映が決定したようである。
まずは3日のサウジ戦、大いに奮戦してサウジアラビアを一蹴して頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月30日

Live!

恵比寿天窓Switchにてみゃあ氏のLiveを行った。
四ッ谷から移転して初めてのLiveとなる。
四ッ谷よりも広く、響きも良い上に
雰囲気が何より素晴らしく、演奏する側としても
非常に居心地の良い空間であった。
Liveも問題なく終了し、次回は9月に
9.11関連のイベントで和泉多摩川の沖縄料理屋で
みゃあ氏のLiveに参加する予定である。
お暇な方は是非いらしてみてはいかがだろうか。

Author : 伊勢賢治

2006年08月29日

酷すぎる。。。

9月3日に行われるサッカーの
日本対サウジアラビア戦の中継がなくなる可能性が出てきた。
サウジアラビア側が放映権を法外な値段で
提示したため、手がつけられないのである。
試合時間は、日本では深夜となるため
適正価格への値下げを交渉中であるが
非常にたちが悪い。
サッカーファンとしては許し難い愚行である。
31日までに交渉が上手く行かないと
このまま交渉決裂となり、日本で試合を見ることが
出来なくなってしまう。
何とか良い方向へ進むと良いのだが
心配で仕方がない・・・。

Author : 伊勢賢治

2006年08月28日

au新機種発表

auが今年の秋冬モデルを発表した。
全12機種となる今回のモデルだが
目玉はEV-DO Rev.A対応機だろう。
テレビ電話に対応し最大4人とのテレビ電話が楽しめる。
個人的にはテレビ電話に関心は薄いが
FOMAなどで既にお馴染みの機能で
使う人によっては嬉しい機能となるだろう。
私が注目しているのはW43Hである。
今まで出ていたワンセグ対応のW41Hと
その後に出たモバイル辞書、シーン使い分け対応のW42Hの
全ての機能を併せ持つこのW43Hはauの現在私が考え得る中での
最強の機種となっている。
私も3ヶ月後くらいでちょうどW32Hに機種変更してから
1年が経つのでこのW43Hに機種変予定である。
auユーザは注目してみて頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月27日

Live! & 日本対ロシア

二子玉川Cafe Fouquet'sにて
宮下梢氏のAcoustic BandのLiveを行った。
ここでの宮下氏のLiveは1年ぶりとなるのだが
前回から1年、パワーアップしてのLiveとなり
非常に良い形でステージが展開できたと思われる。
シリーズ化する予定で、次回は10月7日を予定している。
その前日の10月6日は私のAcoustic BandのLiveで
私は2日連続でのLiveとなる。
お暇な方は買い物がてら、是非一度遊びに来て頂きたい。

さて、女子バレーボールワールドグランプリで
日本はソウルラウンド第2戦、ロシアと激突した。
昨日の韓国と違い、ロシアは格下ではなく格上の強豪国。
この試合に勝利することが出来れば
決勝ラウンドに向けて大きく前進することが出来る一戦である。
日本のスタメンは昨日同様に大山を外し落合を投入。
対するロシアは相変わらずの高さで固めており
この高さにどう対抗するかがポイントとなるだろう。

第1セットは序盤から一進一退の攻防となるが
最初のテクニカルタイムアウトはロシアが頭1つ抜けだし
6-8とロシアリードで迎える事になる。
その後もロシアの高さに苦しめられるも、日本はしっかりと対応し
引き離されることなく、16-15とリードに成功し
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
ロシアもその直後にすぐ逆転し、19-20とセット終盤へ。
日本は食い下がるも22-24でついにロシアのセットポイント。
直後に落合がブロックアウトで23-24とするが
第1セットは23-25で敗れてしまう。

続く第2セット、ロシアのポイントでスタートとなる。
序盤は高橋らが活躍するが、ロシアのペースで試合は進み
5-8とリードされて1回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本は杉山のブロードで応戦するが
ロシアの高さに対抗する事が出来ず9-16で
大きくリードされて2回目のテクニカルタイムアウトへ。
日本はこの苦しい場面で落合に代えて小山を投入。
どうにか流れを変えたい構えである。
この小山の投入で日本は悪い雰囲気を払拭するかと思われたが
守備の面でレシーブの悪い木村を狙われ
小山、杉山の活躍を帳消しにしてしまっている。
そして試合は13-20とセット終盤へ。
しかしこの終盤に来て、小山の活躍に影響されて
日本は16-20と徐々にロシアを追い上げ始める。
ところが、この直後タイムアウトを取ったロシアが立て直して
17-24とロシアのセットポイントへ。
そのまま17-25で第2セットも連取される。

第3セットも木村が狙われてロシアのポイントで始まる。
こうなってくると木村を外して落合と小山を入れた方が
良い気がすると言いたいくらいに木村が穴になっている。
この木村の穴を日本は何とかカバーし
1回目のテクニカルタイムアウトは8-7で
何とかリードして迎える事が出来た。
このタイムアウト後、木村の起死回生のブロックポイント。
それがロシアのミスを誘い10-7と日本はリードを広げる。
しかしロシアもすぐに連続ポイントで11-11の同点に追いつく。
後のない日本はこのセットを取る以外に道はない。
白熱した試合展開で、またも小山の活躍が光り
2回目のテクニカルタイムアウトは16-13と
もう一度リードを3点に広げて迎える事となった。
ただロシア相手では3点のリードでは少なく、油断ならない。
その証拠に、タイムアウト後のロシアの猛攻の前に
日本はあっと言う間に16-16と同点に追いつかれる。
しかし小山を中心に日本は必死にロシアに食らいつき
19-20とつかず離れずでセット終盤へ。
ただ、ロシアはここに来てまたも連続ポイントで日本を突き放し
19-22と再度リードを広げる。
そしてついに20-24とロシアのマッチポイント。
ここでロシアのサーブミスで21-24とするが
最後は木村のミスで21-25で日本はロシアにストレート負け。
この後の日本で行われる岡山ラウンドは
ドミニカ、イタリア、ブラジルの強豪国揃い。
日本がイタリアで行われる決勝ラウンドに進出するためには
6位以内に入らなければならないが
この試合終わって日本は5位。
しかし次の岡山ラウンドで勝利するのは
一戦一戦が至難の業であり、厳しいラウンドとなるだろう。
とにかく次のラウンドまでにもう一度調整し
更なる力強さとスピードで勝利して頂きたい。
岡山ラウンドに期待しよう。

Author : 伊勢賢治

2006年08月26日

日本対韓国

バレーボールワールドグランプリ、日本はソウルラウンドでの
第2戦、韓国と激突した。
既に東京ラウンドで一度ストレートで勝利しているだけに
このアウェイでも完全勝利と行きたいところである。
日本のスタメンは竹下、杉山、木村、高橋、荒木に加え
これまで調子のでない大山を外し落合を抜擢。
そしてリベロには菅山が入る。
先日のストレート負けを受けて、このホームでの日本戦に向けて
韓国は相当意気込んでくると思われ、これを一蹴して頂きたい。

第1セット、まずは韓国ポイントで始まるが
すぐにこの試合初スタメンとなる落合の強力なクロスが決まる。
その後も落合を含め、杉山の神速ブロードなどで応戦し
最初のテクニカルタイムアウトは8-6で日本リードで迎える。
日本は少しのリードを奪ったとは言え、やはりホームの韓国は
勢いに乗っており、一気に畳み掛けて観客を黙らせるくらいの
試合を展開しないと危険である。
その後も日本は杉山の神速ブロードなどで韓国の猛追をかわし
一度は同点に追いつかれるも、2回目のテクニカルタイムアウトを
16-14でリードして迎える事となった。
ここから日本は波に乗り、スタメン初起用した落合や
木村、高橋などの活躍で20-17とセット終盤へ。
そのまま日本は24-21とセットポイントとなり
最後は韓国のサーブミスで25-22とし、第1セットを先取した。

続く第2セットも韓国のポイントで始まってしまうが
直後に韓国はサーブミスで自爆。
その後は一進一退の攻防となるが
木村などの活躍により最初のテクニカルタイムアウトは
8-5と日本リードで迎える。
そして荒木の連続ブロックポイントなどで日本は韓国を
突き放し、2回目のテクニカルタイムアウトは16-9と
大きくリードして迎える事となる。
その後も高橋の強打や落合、木村の活躍
そしてそこから来る韓国のミスを誘い
リードを広げ、24-12でセットポイントを迎える。
少々韓国に粘られるが最後は落合の渾身のスパイクが決まり
25-15で第2セット余裕の勝利を手にした。

そして勝てば試合の決まる第3セットも韓国ポイントで始まる。
日本はすぐに落合の強打で応戦。
この試合、大活躍でスタメンはこのまま落合の方が良いと思われる。
少々心配なのは杉山の右膝である。
第2セット後の休憩でテーピングをまいており
日本のスピードの重要な要の選手なだけに
怪我の悪化には注意して欲しいところである。
このセット、さすがに韓国も少々立て直しており
序盤から2-6とリードされてしまう。
しかし神速ブロード、ブロックポイントと杉山の活躍で
7-8とリードを縮めて最初のテクニカルタイムアウトへ。
そして日本は木村の角度のあるスパイクや
高橋のブロックポイントなどで同点に追いつき
韓国のミスでついに11-10とリードに成功する。
その後も荒木の強打、高橋のサーブポイントなどで
16-13とリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
タイムアウトの後も日本は危なげない展開で
20-16と試合はいよいよ終盤へ。
そのまま高橋の強打、韓国のミス、木村のサーブポイントで
24-18と一気にマッチポイントに持ち込む。
そして最後は荒木のスピードのあるスパイクで25-19で
余裕のストレート勝ちを収めた。

こうなるともう日本の強さは完全に証明された事になる。
昨年は随分とミスも多く、大友などの不安要素が数多くあったが
イタリアに渡った事で安定したプレイを身につけた高橋や
キャプテンが板に付いてきた竹下。
日本代表に慣れて、自分の能力を遺憾なく発揮している木村などのおかげで
これまでも安定している神速杉山が生かされ
そして落合、荒木などの新たな選手もその波に乗って台頭するなど
とにかく良い方向へチームが向かっている。
昨年大活躍だった菅山の攻撃面での活躍が見られないのは残念だが
これまでの日本の勝利には彼女の驚異的な反応スピードから生まれる
レシーブがある事を忘れてはいけない。
こうなると大山の不調はもう気にしなくても良いレベルと言っても良いだろう。
控えには昨年レギュラーだった宝来もおり、安心できる。
明日のロシア戦は強力なチームであり、この試合に勝てば
決勝リーグへの道も大きく開かれる。
大いに期待して良いのではないだろうか。

Author : 伊勢賢治

2006年08月25日

Recording & Live! & 日本対ポーランド

大忙しの一日であった。
まずはRecordingだが、実は初めての仮歌のRecだったのである。
これまではVocalとしては細々したモノも含めて
色々とRecordingして来たが、仮歌は初めてとなる。
普通のRecordingと違い、歌のニュアンスの指定や
どんな声を想定しての仮歌なのかなど
色々と気をつけなければならない点が多く
技術も普段とは違ったモノが要求されるわけである。
まさか仮歌の仕事が来るとは思わず
これまでは自分に焦点を絞った練習をしてきたのだが
今回で気づく点が色々とあり、大いに勉強になってしまった。
Recording自体は問題なくスムーズに終了し何事もなかったが
個人的には非常に貴重で大きな体験をさせて頂いた。
今回の仮歌は詳細を明かせないのだが、いわゆる若い感じの
Vocalが歌う予定の楽曲で、急に来た仕事だったので
自分がそんな風に歌えるものか心配していたが
案外いけてしまったようである。

さて、Rec終了後は場所を二子玉川に移してLiveである。
今回はいつもの田中誠氏のスケジュールがNGだったため
中林万里子氏を迎えてのLiveとなった。
前回彼女と御一緒させて頂いた時よりも
リハの感触が良かったので、楽しみにしていたのだが
Liveも好感触で、良いLiveを行う事が出来た。
この二子玉川Cafe Fouquet'sでのLiveは
4月から10月までの限定Liveとなり
残すところ9月15日、10月06日で今年はお終いとなる。
まだ訪れた事のない方は、高島屋の1Fに位置しているので
お買い物がてら、遊びに来てはいかがだろうか。

そして、最後は女子バレーボールワールドグランプリ。
先日の日本ラウンドではキューバ、韓国をストレートで下し
ブラジルには逆にストレートでの敗北を喫せられた日本だが
この大会、今までよりもパワーアップしているのは事実。
この試合から始まるソウルラウンドも大いに期待したいところである。
本日の相手はポーランド。
欧州王者ではあるが、今の日本から見れば勝てる相手だと思われる。
キューバ戦のような日本らしい戦いを期待したい。
日本のスタメンは竹下、大山、荒木、杉山
木村、高橋、そしてリベロに菅山と、これまでのスタメンに変化はない。

第1セット、相手のミスで日本のポイントで試合が始まる。
そして続いて荒木のアタックでいきなりの連続ポイント。
その荒木に続き、今度は大山のスパイクが2連続で決まり
日本はいきなりの4連続ポイントで、ポーランドはたまらずタイムアウト。
この試合立ち上がりから景気が良い。
しかしポーランドも欧州王者の意地にかけてやり返す。
最初のテクニカルタイムアウトは日本の連続ポイントが効いて
8-5と日本リードで迎える事になる。
そのままポーランドの追撃をどうにか交わし
2回目のテクニカルタイムアウトの16-12で日本はリードして迎える。
日本はそのままリードを広げ、24-16とついにセットポイント。
ポーランドに少々粘られるが、最後は大山の強打で25-18で
まずは最初のセットを手にした。

続く第2セットも粘った末に大山の強打で日本ポイントで始まる。
それに続き、木村の連続ポイントでまたも日本は3-0と
序盤からリードを広げる。
しかし、たまらずタイムアウトを取ったポーランドが逆襲し
4-4と一気に同点まで持ち込まれる。
一瞬逆転かと思われたが、何とか日本も盛り返し
8-4で最初のテクニカルタイムアウトを迎えることが出来た。
しかしこのテクニカルタイムアウトの後、またもポーランドの逆襲。
8-8と、同点とされるが、杉山のブロードや相手のミス
そして大山の強打などで再度11-8と引き離しにかかる。
そのまま試合は白熱した展開を見せ、中盤に
ポーランドは14-15とついに逆転に成功する。
しかしその直後、日本も高橋がやり返しもう一度15-15。
そしてポーランドがもう一度やり返して
2回目のテクニカルタイムアウトは15-16と
ポーランドがこの試合初めてリードでタイムアウトを迎える事になる。
ここに来てポーランドが盛り返しつつあるが
この厳しい場面を乗り越えれば日本は大分楽になるはずである。
タイムアウト後も、ポーランドに少しのリードを許しつつも
日本は食らいつき、18-18とまたも同点に追いつく。
しかしポーランドもこのセットでの勝利の重要さを理解しているようで
18-21と日本を突き放しにかかる。
ただ日本もここで引き下がるわけはなく、荒木が強打でやり返し
それがポーランドのミスを呼び起こし、21-21とまたも同点に追いつく。
こうなると、このセットを日本が連取出来れば、試合の流れは
大きく日本に傾くことになる。
それだけに、このセットは絶対に取って欲しいところ。
そのまま日本は逆転に成功し、ついに24-22とセットポイントに持ち込む。
しかしここでポーランドが食らいつき、24-24とデュースに。
その直後、日本は木村のスパイクで25-24とまたもセットポイント。
最後は目の覚めるような杉山のクイックで26-24と
この試合の流れを決める大事な第2セットを取り
セットカウント2-0と王手をかけた。

迎えた第3セット、ポーランドのポイントで始まるが
直後に荒木の恐ろしいほどの強打でやり返し負けていない。
最初は一進一退の試合だと思われたが、日本が3連続ポイントで
またも序盤からリードを広げ6-3とし、ポーランドはまたも
序盤からタイムアウトを取らされる事になる。
そして最初のテクニカルタイムアウトは8-5で日本リードで迎える。
ポーランドも頑張ってはいるが、第2セットの流れを引きずっているのか
グリンカなどのエースがいまいち乗り切れていない。
日本はこの流れに乗じて一気に試合を決めたいところである。
そのまま日本はポーランドの追撃をかわして16-12で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
そして日本は荒木、木村、高橋らの活躍で危なげなく20-14と
試合はいよいよ終盤を迎える。
21-15となったところで、日本は初出場となる石川を竹下に代えて投入。
期待のかかる新人なだけに、このような大きな大会でコートに立つ事は
ボールに触らずとも、重要な経験になるだろう。
そしてワンポイントでの起用だったため、ボールに触ることなく
竹下と交代となる。
そして再び入った竹下は入った直後にいきなりのツーでポイントを取り
23-16と日本の勝利を大きく引き寄せる。
その後は杉山の神速クイックで24-17と日本のマッチポイント。
勝利はもう目の前である。
最後は木村の時間差で25-18と現欧州王者のポーランドを
ストレートで下し、このソウルラウンドで良い立ち上がりを見せてくれた。
このソウルラウンドはアウェイでの試合となり
この勝利は良い流れを生む事だろう。
明日の完全アウェイとなる韓国戦へ向けて頑張って欲しい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月24日

日本対スペイン

バスケットボール世界選手権2006の
グループリーグ最終戦、日本対スペインが行われた。
昨日のニュージーランドとの試合で痛すぎる負けを喫してしまい
もう後の無い日本。
とにかく良いスコアで勝つことしか道は残されていない。
日本のスタメンには節政、山田とスタメンを変更し
それ以外は折茂、網野、竹内で臨む。

第1クォータはスペインのポイントで始まるが
直後、すぐに折茂の3ポイントでやり返す。
スペインの身長は非常に高く
日本はその身長差をどう埋めるかがポイントになる。
日本はこの試合パス回しが良く、パス回しと
スピードでの攻撃が上手く行けば化けるかも知れない。
しかしスペインのフィジカルの強さの前に
第1クォータは14-27で終了する。

続く第2クォータは日本ボールからのスタートだが
スペインは日本が最初のボールをパス出来ないほどに
プレッシャーをかけており、とにかく強い。
日本はインサイドでやられており
アウトサイドからの攻撃やスピードに乗ったカットインなどが
上手く行かないと難しい状況となる。
日本は途中から竹内弟、五十嵐、桜井を投入するが
リードを広げられ、第2クォータは27-47で折り返す。

迎えた第3クォータもスペインポイントで始まり
完全なスペインペースで試合が展開される。
良いようにスペインにやられ、あっという間に30点以上の
リードを取られ、しかも日本は第3クォータが始まってから
6分30秒の間、無得点に抑えられている。
そしてようやく得点したと思った時には
29-66と完全に突き放されている。
結局第3クォータは36-78と40点以上のリードを取られて
最終クォータへと試合は進む。

最終クォータである第4クォータも日本は完全に抑えられるが
折茂が3ポイントなどで大いに奮戦し
何とかダブルスコアを防ぎ、55-104で試合を終えた。
あまりに厳しい試合であったが
今後につながる経験値という面では非常に大きな
経験をした大会だったと思われる。
サッカーと違い、バスケットはまだまだ日本は格下であり
負けて当然と言われても仕方ない。
しかし、この世界バスケのグループリーグでの1勝は
日本にとって歴史的な1勝と言えるわけで
今後の日本に大いに期待して次の試合を待つことにしたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月23日

日本対ニュージーランド

バスケットボール世界選手権2006で
残り1枠となった枠を争い、日本とニュージーランドが衝突した。
日本はこの試合に勝てば決勝トーナメント進出となり
この一勝には非常に大きな意味がある。
対するニュージーランドは今現在全敗で調子が出ていない。
日本のスタメンは五十嵐、折茂、網野、竹内兄、古田の
不動の5人で臨む。

第1クォータはニュージーランドのポイントから始まる。
日本は立ち上がりのトランジション(攻守の切り替え)が悪く
ニュージーランドの良い立ち上がりについて行けていない。
ニュージーランドは本来は強いチームであり
前回の世界選手権ではベスト4に入ったほどのチーム。
日本は近年レベルアップしているとは言え、全く気が抜けない。
そんな相手に対し日本は世界に通じる最速ポイントガードの
五十嵐のスピードでニュージーランドを攪乱し速攻で崩しにかかる。
その後も五十嵐や折茂の連続3ポイントなどでリードに成功する。
特に折茂はこの試合の直前インタビューでシュート練習での
感触が良いと話しており、大いに期待が出来そうである。
五十嵐も、このグループリーグ前半の試合とは打って変わって
本来の調子を取り戻しており、こちらも楽しみである。
第1クォータはセンター古田のディフェンスが光り
ニュージーランドからオフェンスファウルを引き出し
攻撃面では途中から入った桜井の終了間際残り4秒での
目の覚めるようなスピード溢れるプレイで最後まで良い調子で
26-13でリードして第2クォータにつなげた。

第2クォータは網野の3ポイントで始まる。
ニュージーランドは焦りからか、全く良いところがなく
第2クォータも完全な日本ペースである。
特にディフェンスに関しては開始から2分30秒間
ニュージーランドを無得点に抑える活躍。
少々ファウルが多いのが気にかかるが
このリズムで行って欲しいところである。
そして第2クォータはこの調子でリードを広げ
38-20と大きくリードして前半を折り返す。

迎えた第3クォータはニュージーランドのポイントで始まる。
しかし日本も途中から入った川村の3ポイントでやり返し
日本の優位は相変わらずである。
ただ、ニュージーランドも盛り返してきており注意は必要である。
そのまま少々リードを詰められるも48-36でリードで最終クォータへ。

第4クォータは最初どちらも得点のないままだったが
日本の素晴らしいパス回しから折茂がインサイドに切れ込み
フリーで決めて日本のポイントから試合が展開する。
この最終クォータ、時間が経てば経つほどニュージーランドが
焦っており、ラフプレイを連発。
このまま行けば行けると思われたが
これまでアウトサイドからのシュートが得意なはずが
全く調子の出なかったキャメロンが
3ポイントを連発し成功しており、これをしっかりと防げば
どうにかなるのだが、このキャメロンの3連続3ポイントで
一気に点差が縮まり52-48まで詰め寄られる。
こうなると逆に日本が焦り、ファウルを犯してしまう。
しかし前回4位だったニュージーランドも今大会の成績には
満足しているわけもなく、この場面では焦る。
両チーム共に大きなプレッシャーの中、残り3分で
55-52と日本のリードは僅か3点。
これまで楽観視出来た試合だったのがウソのようである。
そして残り2分で55-54とついに1点差に詰め寄られたところで
日本のタイムアウト。
もう見ている方も胃に穴が開きそうな試合である。
しかし、この場面で試合は恐ろしい展開に。
ニュージーランドのファウルから得たフリースローを折茂が決め
その後、今度はニュージーランドの3ポイントが決まり
57-57と試合はついに振り出しに戻った。
この時点で残り47秒。
個人的にはもうテレビの電源を切りたい程の重圧である。
そしてその後、またもニュージーランドの3ポイントで
57-60と逆転、日本は攻めるがニュージーランドに防がれ
残り4秒となり、ボールは未だニュージーランドボール。
日本はここでファウルゲームに持ち込み、残り2秒で
相手のフリースローに持ち込む。
このフリースローをミスすれば、そこからどうにか3ポイントで
同点に持ち込める。
相手はフリースロー2本ともミスしたが、残り2秒では
時間がなく、この土壇場でニュージーランドの勝利。
もう愕然として動けない。
ここまで来て負けてしまうのはあまりに酷な話である。
ただ、負けてしまったとは言え、明日のスペイン戦に
日本が勝利すれば、日本は文句なしで決勝トーナメント進出。
しかしスペインは強豪国であり勝利できるかは微妙である。
もしスペインに負けたとしてもニュージーランドが
パナマのとの試合に負ければゴールアベレージで
日本が決勝トーナメント進出出来る可能性はある。
しかし、日本が勝ってもニュージーランドがパナマに勝ってしまうと
当該国同士の試合で日本はニュージーランドに負けているため
グループリーグ敗退となってしまう。
まるでワールドカップのオーストラリア戦を見ているような試合だったが
とにかく、明日の日本対スペインの試合に期待する事にしたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月22日

再戦

WBA世界ライトフライ級の王者となった亀田興毅と
敗れたランダエタの再戦が決定した。
色々と話題を呼んでいる王者決定戦が接戦だった事もあり
普通は王者決定戦で敗れた場合はランクが下がるのだが
ランダエタのランクが試合前と変わらなかった事で
亀田はランダエタとの再戦が義務となったのである。
試合は10を予定しており、詳細は未定だが
思ったよりも早く話題の王者決定戦の続きが見られそうである。
今度こそは周りを黙らすほどの試合で勝利して欲しいものである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月21日

SBC Session & Recording & 日本対パナマ

南青山にあるMake's ParadiseにてSBCのSessionを行った。
既に恒例となっているこのSessionだが
今回も緩いながらも白熱したSessionで非常に面白い。
Lanternとはまた違った自由度の高さも魅力である。
大御所の方々も訪れる中、盛り上がってSessionは幕を閉じた。
次回は第3週の月曜が祝日のため、21日の木曜に
Sessionが移動となる。
暇のある方は是非いらして頂きたい。

Session終了後は鈴木達也氏の依頼でRecordingを行った。
今回はPopでスピード感溢れる楽曲で
私もAltoで大いにヒートアップしたプレイをさせて頂いた。
この楽曲はしばらく経ってから大手デパートや
コンビニ、NHKのBGMなどで使用される予定なので
私の音がわかる方は是非お楽しみ頂きたい。

さてバスケットボール世界選手権2006、負けられない試合となった
日本対パナマであるが、このパナマは昨日のアンゴラに
負けており、この試合は絶対に負けることは出来ない。
日本のスタメンは昨日同様に五十嵐、折茂、網野、竹内、古田で臨む。

第1クォータはパナマのポイントから始まるが
日本も負けじと良い攻めを見せる。
個人的には折茂、網野に注目したいところである。
日本はパナマにリードされるも昨日の試合とは違い
リバウンドなどにもしっかりと対応し、勝てない試合ではない。
折茂のシュートがあまり決まっていないが
バスケットのシューターはボールを多く触らせる事で
リズムに乗り、良いパフォーマンスを出すものなので
とにかく数多く打たせる事がポイントとなるだろう。
パナマも同様にシュート成功率は悪く、リバウンドで
どうにかつないでいる状態なのでこの試合は
リズムを先に掴んだ方が大きくリードする事になるだろう。
しかし第1クォータの終盤で日本がリズムを崩し
取れるリバウンドを取れず、パナマに引き離されていく。
フリースローもあまり入らず、結局14-22でリードされて
第2クォータを迎える事になる。

続く第2クォータは桜井の速攻によるポイントで始まり
そのまま桜井が2連続得点で18-22と一気に追い上げる。
日本はそのままリズムに乗り、途中から入った竹内の弟の
活躍もあり、日本は28-28とついに同点に追いついた。
そして最後は竹内弟の3ポイントで日本は3点のリードで
後半へと折り返す。

第3クォータようやく調子を取り戻しつつある折茂の
アウトサイドからのシュートで日本ポイントで試合開始となる。
そしてその折茂が続いて3ポイントを決めて
日本は41-33とリードを広げ始める。
ただパナマもゾーンディフェンスに切り替えて巻き返しを狙うが
やはりミスが多く、調子が出ない。
それに引き替え日本は調子を取り戻した折茂の
3ポイントが良く決まり、リードを広げ57-45で最終クォータへ。

迎えた最終クォータとなる第4クォータも
日本は五十嵐のスピードでパナマを攪乱し
良いリズムで試合を展開。
そのままリードを広げて、最終的には78-61で
ついに日本が念願の一勝を手に入れた。

これで日本はもう一勝すれば決勝トーナメントに
駒を進める事が出来る状態となり
今後の試合に大いに期待したいところである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月20日

日本対アンゴラ & 日本対ブラジル

ついに始まった2006バスケットボール世界選手権
略して2006世界バスケ。
昨日は不覚ながら見落としてしまったが
日本はドイツ相手に僅差で敗れてしまっている。
しかし敗れたとは言え、強豪ドイツ相手に
非常に良い接戦を繰り広げた試合だったようである。
決勝ラウンドに進むためには、必ず勝たなければならない
この2戦目となるこのアンゴラ戦は何とか勝ちたいところだが
やはりアフリカ勢は身体能力もあり、油断ならない。
アンゴラは初戦、パナマに快勝しており
アフリカの獅子と呼ばれるその実力の前に
日本がどう対抗するか注目である。

日本はスタメンにガードの五十嵐、折茂、ガードフォワードに網野
フォワードに竹内、そしてセンターにキャプテン古田を起用して臨む。
個人的にはここに田臥がいたら。。。と思ってしまうのだが
それは仕方がない事、気持ちを切り替えて観戦したい。

第1クォータは折茂の3ポイントから始まった。
しかしアンゴラもアルメイダのカウントワンスローで
3点を返し、序盤から白熱した試合が展開される。
この試合、高さを誇るアンゴラからどうリバウンドを取り
攻めていくかがキーポイントとなるだろう。
ところが五十嵐が序盤からいきなり2ファウルを犯し
ベンチに下がってしまう。
代わりに入った柏木を中心に日本は奮戦し
網野のカウントワンスローなどの活躍で8-5とリードを広げる。
その後も折茂の3ポイントや竹内のアウトサイドからのシュートが決まり
15-10と良い流れで試合が展開して行く。
そしてそのまま21-16で第1クォータはリードで終わる。

迎えた第2クォータ、アンゴラのムサの3ポイントで始まってしまう。
アンゴラのディフェンスが強化されており
日本は第1クォータの様な調子が出ない。
ここで日本は再度五十嵐を投入し、流れを変えにかかる。
しかしリバウンドが上手く取れず、21-21と同点。
その後もアンゴラの3ポイントなどで21-26と
リードを広げられてしまう。
身長差のあるアンゴラ相手に日本は内外からやられ
攻撃面でも良いようにブロックショットを決められてしまう。
それでも日本は竹内のダンクなどで流れを変えようと
試みるものの、第2クォータは32-44と逆転された上に
大きくリードを許して試合は後半へ。

第3クォータ、日本は3ガードにして巻き返しを狙う。
しかしいきなりカウントワンスローで32-47と
アンゴラポイントで始まる。
アンゴラはこのクォータ、あまり良くないのだが
日本はその弱みにつけ込む事が出来ず
第3クォータもリードを広げられ43-66と
大きく引き離されて最終クォータを迎える。

最後の巻き返しを狙う第4クォータは竹内の
インサイドシュートが決まり、日本ポイントで開始。
しかしアンゴラの強力なディフェンスと高い身体能力の前に
日本は巻き返すことが出来ずリードはますます広がり
62-87で2敗を喫してしまった。

このグループリーグでは5チームとの総当たり戦で
2勝することが決勝トーナメントへの進出の条件となる。
それだけに、残り3試合で2勝をしなければならず
苦しい状況に立たされた。
しかし次の試合でまた第1戦の様な素晴らしい試合を展開し
まずは1勝をあげてもらいたい。


さて、女子バレーボールワールドグランプリ2006。
ここまでキューバ、韓国をストレートで倒して来た日本だが
今夜のブラジル戦はそう簡単にはいかない。
ブラジルは世界ランク2位ではあるが、実質的には
1位の中国よりも力は上と言われており
このブラジルを倒す事には大きな意味がある。
幸か不幸か、このブラジルとはこの大会中に
2回戦う事になっており、もし2戦とも勝利出来れば
日本の実力を世界に知らしめる事になるだろう。

第1セット、まずはブラジルのポイントで始まり
チーム最高身長のファビアナやポイントゲッターのマリなどに
苦しめられるが
日本も大山を中心にしっかりとやり返す。
しかしさすがは王者ブラジル。
最初のタイムアウトは7-8とリードされて迎える事となる。
その後、マークされている高橋の代わりに
セッターの竹下は荒木、杉山らを使いブラジルに対抗し
16-13と逆転に成功し2回目のテクニカルタイムアウトへ。
ただ、ブラジルも黙っているわけがなく
19-20と再度リードされてしまう。
その後も小さなミスが続き20-22とリードは広がる。
そのまま22-24とブラジルのセットポイントとなり
最後はブロックアウトで22-25で第1セットを落としてしまう。
一度はブラジルを突き放したセットだっただけに、残念である。

続く第2セット、ブラジルのスパイクがアウトとなり
日本のポイントで試合が始まる。
そして木村の強烈なバックアタックで2-0とリードを奪う
良い立ち上がりとなる。
立ち上がりはもたついていたブラジルだが
その後すぐに立て直し、最初のテクニカルタイムアウトは
5-8で3点のビハインドを追って迎える事となる。
そのままリードが広がるかと思われたが
竹下のツーや高橋のスパイクに助けられ
13-16でリードされてはいるが、それを広げられる事なく
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
しかしその後、点差は開き15-20となりセット終盤へ。
日本はサーブで狙われている木村をセッターに変更し
巻き返しを狙うが、この流れを断ち切れず
最後はサッサにやられて25-16で第2セットも落としてしまう。

迎えた第3セット、日本は調子の良くない大山に代えて
第2セットの後半から入った小山をスタメンに据えて挑む。
第2セット同様にサーブで木村が狙われており注意が必要である。
このセットもブラジルの攻撃力の前に苦しめられるが
スタメンの変更が大当たりし、小山が大いに活躍し
リードされるのを防ぎ接戦のまま
8-7で何とか頭1つリードしてテクニカルタイムアウトへ。
しかしこのタイムアウトの後からブラジルが波に乗り始め
徐々に点差が開き、13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
ここで日本は巻き返しを狙うが、ブラジルの勢いを
止める事が出来ずに、第2セット同様15-20で終盤へ。
日本は途中から入った小山を中心に奮戦し
何とか食い下がり一度は20-23まで詰め寄るが
残念ながら及ばず20-25で第3セットを落とし
ストーレートでの負けを喫してしまった。
しかしこの一戦で得た経験は大きいものだと信じ
次の韓国ラウンドに大いに期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月19日

Live! & 日本対韓国

渋谷AliveHouseにてSBC Sessionのメンバーを集めた
Session的なLiveを行った。
ホストバンドメンバーと言う事で私名義にはなっているが
SBCのSessionで活躍するメンバーをフィーチャーし
セットリストの半分は私ではなく、Guitarや他のVocalを中心とした
楽曲をお送りし、大いに盛り上がって頂いた。
ラストにはSBCホストBANDのバンマスRIKO氏を迎え
きっちりと締めて頂き、Liveは幕を閉じた。
終了後もメンバー観客入り交じっての楽しいトークもあり
何とも暖かいLiveであった。
次回はまだ未定だが、今度はもっとSBCらしいLiveを目指して
更なるステップアップしたLiveをお届けしたいところである。
大いに期待してお待ち頂きたい。

さて、昨日の劇的なストレート勝ちから一夜明けた
女子バレーボールワールドグランプリ2006。
日本代表の今夜の相手はライバル韓国。
この試合にも快勝し、その強さが揺るぎないモノだと証明して欲しい。

第1セットは序盤から日本優位で試合が進み
8-6とリードして最初のテクニカルタイムアウトに入る。
昨日のキューバよりは格下とは言え、油断をすれば
やられてしまうレベルの相手であり、ブロックに関して言えば
キューバよりもレベルは上。
粘りもあり、全く油断できない。
その証拠にテクニカルタイムアウトの後、一度は9-9と追いつかれ
ヒヤッとさせられている。
韓国のようなチームはキューバとは違い
安定しており、大きく崩れるという事が少ない。
しかし日本も一度は追いつかれたが、その後持ち直し
数点のリードを保ちつつ16-13で2回目のテクニカルタイムアウトを取る。
そして20-17とリードしたまま第1セット終盤へ突入し
24-19とセットポイントとなり、韓国に粘られるが
最後は高橋の技ありのスパイクで25-20で第1セットを取る。

次の第2セット、韓国の2連続ポイントで幕を開け
そのリードを保たれたまま7-8で最初のテクニカルタイムアウトとなる。
第1セットは先取したとは言え、昨日のキューバの試合とは違い
日本の集中力が少々欠けている気がしてならない。
やはり世界ランク4位のキューバ相手とはプレッシャーが違うのだと思うが
このあたりは気を付けて欲しいところである。
しかしその流れを荒木が初スタメンという重役の中で
奮戦する事で日本は大きく崩れる事はなく、試合は展開する。
そしてそのリズムに乗って日本は逆転に成功し、16-15で
2回目のテクニカルタイムアウトを迎える。
その後も日本の3連続ポイントなどでリードし20-16で
このセットも終盤へ。
セット途中から入った落合の活躍もあり、24-18で
日本はセットポイントを迎え、日本のミスなどで詰め寄られるが
最後は韓国のスパイクがアウトとなり、第2セットも連取。

1、2セット連取で試合の決まる第3セット。
ダブルコンタクトを取られ、韓国のポイントで幕を開けるが
杉山のブロードや、韓国のミスなどでリードを奪い
8-7とリードしたまま最初のテクニカルタイムアウトへ。
そのまま日本はリズムに乗って連続ポイントを取り
16-11と大きくリードを広げて2回目のテクニカルタイムアウトとなる。
そして韓国に追いすがられるが、何とか20-15とリードしたまま
試合は最終局面へ。
途中で大山の代わりに入った落合の活躍もあり
24-17で日本はマッチポイントを迎える。
最後はブロックポイントで25-17で第3セットを取り
昨日のキューバ戦に引き続き、またもストレートで勝利をもぎ取った。
こうなると日本の強さが本物である事が証明されつつあるのは
間違いなさそうである。
この女子バレーボールワールドグランプリ2006
明日のブラジル戦も非常に面白い事になりそうである。
大いに期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月18日

日本対キューバ

女子バレーワールドグランプリ2006が開幕となった。
オリンピックの前哨戦とも言えるこの大会では
日本の真価が問われる大事な戦いとなる。
初戦は鳥人軍団キューバ。
カルデロン監督とその愛娘の強力なタッグからなる強敵である。
世界トップレベルの実力を誇る強力なチームである。
対する日本は最小セッター竹下、強力なアタックを持つ高橋、大山
昨年はアタッカーとして大活躍し、今回は本来のポジションである
リベロに再度コンバートされた菅山、更なる進化を遂げた木村
スピード感溢れるプレイが特徴の杉山、日本のハイタワー宝来など
お馴染みの選手を中心に高さのある選手も新たに補充し
楽しみなチームとなっている。
日本は昨年のワールドグランプリでこのキューバを
残り1セットまで追い詰めながらも、勝利を納めることが出来ず
因縁の相手ともなる。
それだけにこの試合は何とか勝って欲しいものである。

日本のスタメンは竹下、大山、杉山、木村、高橋に加え
昨年はワインポイントブロッカーだった荒木が入り
リベロには菅山という布陣。
対するキューバはラミレスとメサのセッターコンビに加えて
最強のエース、カルデロンが入っている。
しかしながらもう一人のエースであるルイザと
いつもはスタメンであるバロスが怪我でスタメンから外れている。
また、個人的には宝来が控えに回っているのも気になるところである。

まずは第1セット、まずは大山の強烈なアタックが決まり
良いリズムで試合が始まる。
続いて新たにスタメンに入った荒木が決め
それに大山が続く形で、まずは3-1とリードを得た。
しかし今大会最高到達点を誇るカルデロンも黙ってはいない。
それでも日本はしっかりとブロックに跳び
相手の攻撃を限定してリードを保ったまま最初のテクニカルタイムアウト。
その後も、この試合スロースタートとなっているキューバに対し
杉山のブロード、木村のスパイクなどが決まり良い流れのまま
試合は展開し、2回目のテクニカルタイムアウトへ。
その後は荒木によるBクイック、そしてブロードと
変幻自在なプレーが決まり、キューバの追随を止め
1点のリードを保ったまま第1セット終盤を迎える。
この試合、キューバはブロックが完成するのが遅く
日本の攻撃が良いリズムで通っている。
しかし、良いリズムで来たモノの、第1セットの最後で
ついにキューバに捕まってしまう。
22-22と同点に追いつかれたのだが
この苦しい場面を断ち切ったのが荒木。
素晴らしいアタックで23-22と再度リードを得る。
その活躍に刺激されるように大山のブロックが決まり
24-22とついに日本のセットポイント。
しかしこの苦しい場面でキューバが粘り、24-24とデュース。
何とか最初のセットを取りたい日本だが、そのままシーソーゲームになる。
苦しい戦いながら、キューバのサーブミスなどもあり28-27と
再度日本のセットポイント。
最後は日本のブロックが決まり29-27で第1セットは日本が勝利した。

迎えた第2セットの日本のポイントで幕を開ける。
第2セット序盤は第1セットの負け方を引きずっているキューバが
ミスを連発し、それに加えて日本の攻撃も決まり大きくリードを奪う。
8-6と2点差をつけて最初のテクニカルタイムアウトを迎えた後も
日本は荒木の活躍などでリードを広げ、16-11と優位に立ったまま
2回目のテクニカルタイムアウトとなる。
その後もリードを保ち20-14としてセット終盤へ。
そのまま日本はセットポイントを迎え、25-18で危なげなく
第2セットも連取する。

勝てば試合の決まる第3セット。
このセットも荒木のブロックポイントで日本の先制で試合が始まる。
しかしさすがにキューバもそろそろ持ち直し
このセットは7-8でリードされてのテクニカルタイムアウトとなる。
ところが今度は日本が杉山の活躍により
16-13で日本のリードで2回目テクニカルタイムアウトを迎える。
そして試合も終盤、20-14と日本は更にリードを広げる。
そのまま試合は進み、ついに24-16と日本のセットポイント。
最後の最後でキューバが僅かながら粘るが
最後はキューバのサーブミスで25-17と
ストレートで世界ランク4位のキューバを破ってしまった。

ただ、勘違いしてはならないのが数点ある。
この試合がホームである事。
キューバのスタメンが2人欠けている事。
第3セットに入る時にエースのカルデロンが
脇腹を少々負傷していた事。
そしてキューバの様なチームはスロースターターである事。
これらの日本にとって優位な点が数多くあった事は確かである。
しかし、とは言えキューバに勝った事も事実。
喜びを噛みしめると共に、今後の戦いに勝ち
その実力を世界に知らせて欲しいものである。
今後の女子バレー日本代表には大いに期待できそうである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月17日

番号ポータビリティーはいくら?

10月24日から始まる携帯電話の番号ポータビリティーだが
auが他の携帯会社に先駆けて価格を発表した。
DocomoからでもSoftbankからでも、およそ5000円近辺で
番号をそのままにキャリアの乗り換えが可能だという。
この価格はあくまで、他社からauに乗り換える値段で
それ以外は例外である。
一時は数万円とも予想されていただけに
この安価で乗り換えが出来るのは非常に手軽で良い。
まだ他社の価格は発表になっていないが
ほぼ同じ様な値段になると予想される。
なぜなら、そうしなければ自社の顧客の流出はしても
他社からの顧客獲得が難しくなる為である。
どちらにせよ、この番号ポータビリティーを機会に
携帯電話業界も大きく揺れ動く事は間違いなく
各社サービス競争が激化するであろう。
消費者としては嬉しい事である。
大いに期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月16日

日本対イエメン

ついにオシムジャパン最初の公式戦が行われた。
アジアカップ最終予選となり、日本の他に
インド、イエメン、サウジアラビアがいるグループで
既に今年の頭にインドに快勝しており
今後はインド、イエメンのアウェイ戦と
サウジアラビアとのホーム&アウェイの試合が残っている。
サウジアラビアはアジアでは強豪の部類に入り
それだけに、インド及びイエメンには確実に勝っておきたい。
この最終予選突破には、グループで2位以内に入る事が条件。
順当に行けば日本とサウジアラビアだと思われる。
ただ、日本はアジアカップの前大会では覇者であり
このグループリーグでも勝って当然の立場。
またインドとイエメンは強さの上では完全な格下となり
この試合は日本の強さを見せつける試合でなければならない。

日本は海外組を除く、国内組では現在考え得る
最強の布陣でこの一戦に挑む。
トリニダード・トバゴ戦では招集できなかった
ガンバとジェフの両チームからも強力な選手が揃い
この試合こそはオシム監督のイメージ通りの
試合が出来るはずであり、試合結果ではなく
試合内容に大いに期待したいところである。

日本のスタメンには巻、阿部、遠藤、加地などの
機動力のある選手が入っており
この試合での日本の機動力の高さが伺い知れる。
日本のキャプテンは守護神川口。
今までキャプテンでなかったのが不思議な位の
存在感溢れる素晴らしい選手であり
日本の一番後ろで奇跡とも言えるミラクルセーブを連発。
そんな川口がキャプテンに据えられるのだから
選手たちの安心感も大きいだろう。

日本のキックオフで試合開始。
先日の発表では三都主がDFだったようだが
この試合では前の試合同様にMFで入っている。
まずは相手陣地でボールを回し、様子を伺う。
そして田中達也がフワッとしたループパスに
巻がヘッドで合わせるなどしているが
スピーディーと言うよりも、少々堅い気がする。
前の試合では最初から一気に飛ばして
後半までスタミナが持たなかった事もあり
その対策もあるのだろう。

対するイエメンはアウェイでの試合を心得ており
しっかりと引いて守っている。
7人で守る形を取り、引き分けで終わる位の気持ちで
大いに守る構えである。

そして前半7分、田中達也の絶妙なスルーに
相手が反応し、ファウルを犯す。
ゴール正面からのFKを三都主がシュートを放つが
残念ながらゴールバーの上であった。
トリニダード・トバゴ戦を思い出すような
良い位置からのFKだったのだが、残念である。

イエメンは日本を非常に研究しており
守りの面では反則ギリギリの厳しい当たりを見せる。
怪我だけには気を付けて欲しいところである。

ここまで引いて守られると、さすがの日本も
スピードで振り切る動きを頻繁に出す事は出来ない。
まずはパスを回し、そこから緩急をつけた動きで
一気に攻めると言った攻め方が有効だろう。
また、このイエメンは日本に比べて平均身長が
6cmも低く、巻などの高さを利用した攻めを見せないと
こじ開けるのは難しいだろう。
世界レベルで見ると日本は体格に恵まれていない。
しかし、サッカーでは体格差よりも大事なことは
タイミングとポジション取りである。
それだけに、こういった身長差で格下の相手に対しては
高さを利用して大いに攻め、高さを利用した攻め方を
叩き込んでおく事は今後の試合に大きな意味があると思われる。

日本が攻め続けているのには変わりないが
ディフェンス面で、少々気が抜けている。
攻める事だけを考え、守りが薄くなっており
時折見せるミスが、致命的なミスになりがちである。
攻めているだけに日本の最終ラインが
じわじわと上がり気味になり、カウンターなどの
攻撃が来た時には大いに危険である。

相手がイエメンで、しかも引き分け目当ての様な
戦い方をしているから、得点には至っていないが
これがサウジアラビアなどのワールドカップ本戦に
出てくるようなチームであれば、大いに危険である。
また、攻撃に関しても引いて守るチームに対しては
あまり効果的に動けておらず
ここに来て欠点が浮き彫りとなった。

しかも攻撃が上手く行かない事で足が止まりがちになり
それがディフェンス面にも影響を及ぼし
全体的に運動量が落ちている。
このあたりが欠点が欠点を呼ぶ事態にもなっている。

前半32分、またも田中達也の突破から得たファウルで
FKを相手のペナルティーエリア付近で獲得。
これを遠藤がスピードのある素晴らしいシュートで
狙うが、枠を外して残念ながらゴールならず。
どうもトリニダード・トバゴ戦の様に
そう上手くは行かない様である。

その直後、遠藤が素晴らしい飛び出しで
ゴールを揺らしたかと思ったが
残念ながらオフサイドの判定。

日本は攻めているが中央に固まる傾向があり
これまでは右サイドを多用していたが
この時点で両サイドを上手く使用出来ておらず
サイドチェンジなどを使用して
ピッチを広く使った攻めを見せて欲しいところ。

前半39分、相手選手が倒れている時間を利用し
オシム監督がピッチ近くへ指示に出る。
その姿からは明らかな苛立ちが見え
選手に指示を送っていた。
この指示でどうにか良い形にして
前半を終わりたい。

そして3分のロスタイムへ突入。
三都主のコーナーキックから巻のヘッドで
面白い場面があったが、流れの中では
良い展開にはならず、前半は終了。

まさかの無得点での前半には少々意気消沈してしまうが
おそらくハーフタイムでオシム監督の檄が飛び
立て直してくれる事を信じたい。
ボール支配率でも、シュート数でも
圧倒的に優位に立ちながら、この結果はオシム監督だけでなく
選手も恐らく相当なストレスを感じているだろう。
TVでは怒濤の攻撃とアナウンスされているが
この結果は納得の行くものではない。
相手が世界の強豪ならば、逆に相手のカウンターなどで
0-3のビハインドで折り返しても不思議ではない。
それだけチームが噛み合っていないのである。
先日のトリニダード・トバゴ戦の様に
多少なりとも攻めて来てくれれば、多少動きもあるが
このイエメンでは動きのない試合につられて
日本の特徴である機動力も著しく落ち込んでいる。
とにかく後半に期待したい。

日本は後半、駒野に代えて羽生を入れて
リフレッシュを狙っている。
羽生はジェフの選手であり、オシム監督の意志も
しっかり浸透していると思われ
それだけに期待したいところである。
イエメンのキックオフで始まった後半だが
前半とは違い、イエメンが攻めの姿勢を見せており
未だ守りは堅いが、前半の日本の守備を見て
カウンターなど、攻撃をしなければ損だと考えたのだろう。

しかし日本も前半とは少し違い、動きが出てきており
こちらにも期待が出来そうである。
特に後半から入った羽生の動きが良く
チームを活性化させていると言って良いだろう。

後半8分の時点で、裏で行われているインド対サウジアラビアの
試合結果が入っており、サウジアラビアが3点差で勝利。
サウジアラビアはこれでアウェーで2勝をあげており
日本はこのグループをトップで勝ち上がる為にも
このホームの試合で引き分けは許されない。
しかも前大会の覇者ともなれば、理想はこのグループは
全勝で勝ち上がりたいところである。

後半に入り、日本は多少動きが良くなってはいるが
はやりトリニダード・トバゴ戦の様な素晴らしい動きは
未だ見られないままである。
まずは1点を取り、そこから糸口を掴みたい。

そんな中、加地が相手ゴール正面の
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルをもらい
良い位置でのFKを得る。
三都主の蹴ったシュートは、またも枠を外し
ゴールには至らない。

しかし、そんな長く苦しい時間帯もついに終わりを告げた。
羽生の素晴らしい動きから得たコーナーキックで
後半25分、そのコーナーキックを三都主が蹴り
それを今までディフェンスで後ろの方にいた
阿部が一気に上がり、豪快なヘディング。
これが綺麗に決まって、ついに1-0とリードを奪う。
ここまで23本のシュートを放っている日本だが
ようやくこれが報われた。

その直後、日本は遠藤に代えて佐藤勇人を投入。
双子の佐藤兄弟の兄である。

佐藤を投入した直後、相手ゴール正面の
ペナルティーエリアのすぐ外でファウルをもらい
三都主が囮になり、阿部が蹴り入れると言う
トリッキーなFKを得るが失敗。
そのすぐ後に同じ場所でまたもファウルをもらい
もう一度同じ位置からのFK。
今度は三都主、阿部、闘莉王が並び
その闘莉王が何と蹴って面白い場面となるが
残念ながら枠から外れ、ゴールならず。
1点リードしたところで、日本の選手も
ようやく生き生きして来た感じである。

イエメン側もリードされた事によって
攻めざるを得なくなり、これも日本に取っては
動きのある試合となり、良い材料になりそうである。

そしてイエメンの巧みな工作により
時間は刻々と使われる中、後半43分に
日本は最後のカードを切った。
田中達也に代えて佐藤寿人を投入。
これで双子の兄弟が同じピッチに立った事になる。

そして代わったばかりの佐藤寿人は
コーナーキックからのボールをいきなり
押し込もうとするなど、積極的なプレイで
何とか追加点を狙う。

ロスタイムは6分の表示となり
イエメンの無駄な時間を使ってきたが
しっかりとこのロスタイムに反映されている形となった。

そんなロスタイムに入った直後のフリーキックで
三都主からのボールを一度は届かなかったのだが
相手GKが弾いたところを、自ら詰めてゴール。
後半終了間際に入ってのこのゴールは
大きな意味があり、素晴らしいプレイである。
これで日本は2-0とリードを広げ
逆にイエメンはここまで時間を使い守って来ただけに
損失は大きいものとなってしまった。

イエメンはその後攻めようとするが
日本が盛り返してきたこの時間帯に
どうにかなるわけはなく、日本の攻撃が続く。
日本は最後まで攻め続けるが
これ以上の追加点はなく、試合終了となる。

終わってみればトリニダード・トバゴ戦と同じく
2-0と同じ得点なのだが、その試合内容は大きく違う。
トリニダード・トバゴ戦では今回のオシムジャパンの
良い部分が数多く見え、欠点も単純なものだったが
この試合では、悪い部分だけが多く見え
良い部分は非常に少ない。
特にこの様に引いて守る相手に対しての
戦い方はもっともっと研究し、連携や意識を
高めていかないと、この先厳しい事になるのは必然である。
イタリアの様な守りのチームが相手に回った時
このような試合内容では確実に勝てないだろう。

「よく考え、よく走る」を特徴とするならば
日本はこの試合、よく考える事が出来なかった為に
よく走る事が出来ず、残念な試合内容となった。
確かにこの機動力の中で考えると言う事は
試合を見ている側からすれば、簡単そうだが
非常に難しい事であり、オシム監督の考えるサッカーは
もっともっと遙かな高みを目指している。
もし日本の選手たちがオシム監督の考えるサッカーを
真に理解し、体得した時、1つのサッカーの形として
完成された状態で世界に挑む事が出来るのだろう。
それが近代サッカーの最先端を行っていなかったとしても
今の日本に取っては大きな意味を持ち
それが大きな経験と次の世代への大きな財産となるだろう。
それだけに今後の練習と試合で、更なる向上を目指し
頑張ってもらいたいものである。
とにかく、試合に勝った事には変わりはないわけで
お疲れ様と言ったところだろう。
次の試合にも大きく期待しつつ、首を長くして待つ事にしたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月15日

イエメン戦の22人

サッカー日本代表、オシムジャパンになってから
初の公式試合であるアジアカップのイエメン戦を前に
日本代表のメンバー22人が決定した。
先日のトリニダード・トバゴ戦では招集できないG大阪や
ジェフの選手が今回は招集可能な為
より強力なメンバー構成となるだろう。
GKは守護神である川口能活、そして控えには浦和レッズの山岸範宏。
DFには前回MFでの起用だった三都主アレサンドロの他
坪井慶介、田中マルクス闘莉王、駒野友一、そして前回招集できず
ジーコジャパンの時からの最強のサイドバックであるG大阪の加地亮。
MFは先日招集された中村直志、鈴木啓太、長谷部誠、田中隼磨
山瀬功治、小林大悟の他に、オシム監督のよく知ったメンバーである
千葉の羽生直剛、阿部勇樹、FW佐藤の双子の兄である佐藤勇人
ジーコジャパンの時は招集されながらも大きな抜擢のなかった遠藤保仁。
FWには先日大活躍だった田中達也の他に、我那覇和樹、佐藤寿人、坂田大輔
そしてワールドカップではサプライズ選出となった巻誠一郎。
この22人でイエメンを一蹴し、先日のトリニダード・トバゴ戦が
まぐれではない事を証明して欲しい。
また、今回はオシム監督のチームでもあった千葉の選手が
数名選出されており、練習でも本番でも、よりオシム監督の意志の通った
チームになることが予想され、先日の試合の後半の様に
走りきれなかったという事が無いように頑張って欲しい。
今回も海外組の招集はなかったものの、国内組でも
十二分に面白い試合になることは確実で
とにかく明日のイエメン戦は注目の一戦になりそうである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月14日

Live!

六本木Edgeにて尾上一平氏率いる
尾上一平With 道上ProjectのLiveを行った。
6月に六本木mouphにて行ったmanomanaのイベントと
ほぼ同じメンバーでお送りした今回のLiveだが
尾上氏の素晴らしいトークが炸裂し
大いに盛り上がるLiveとなった。
今後も絡む事が度々あると思われ、その1つ1つのLiveが
全て細かいところにまで細心の心遣いが行き渡ったものになるので
まだいらした事のない方は是非一度足を運んでみてはいかがだろうか。

Author : 伊勢賢治

2006年08月13日

Mac Pro誕生

Apple社がついに最後のIntel Macを投入した。
既に発売開始となっているその商品の名前は「Mac Pro」。
その名の通り、プロ仕様に耐えうる最強のMacである。
前のラインであるG5のQuadの特徴を受け継ぎ
今回のラインは全てデュアルコアプロセッサを2つずつ搭載。
つまり全てQuad仕様となっているのである。
使われているプロセッサはIntel Core Duoではなく
Intelのサーバ向けのプロセッサであるXeon。
Core Duoの上を行くXeonが4機も搭載となったこのMacの実力は
G5のQuadの遙か上を行き、G5Quadの2倍以上速度が出る。
このところ、少々Windowsに押され気味だったMacだったが
これで全てのIntel Macが登場した事になり、OSも次のMac OSから
WindowsとMacintoshの両方のプラットフォームが使える仕様に変わるので
一気に巻き返しを狙っていきたいところである。
今後のAppleからはますます目が離せなくなりそうである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月12日

Live!

渋谷Crocodileにて円道一成氏率いるOh! God ShowのLiveに参加した。
今回私はAltoだけでなく、TenorとPercussionも使用しているLiveである。
久々にTenorを吹くLiveだったので少々心配だったが
演奏後の肩こり以外は全く問題なく終了した。
実は先日このLiveの事を考え、Tenorを調整に出したのだが
恥ずかしい話ながら半年近くTenorを吹く仕事が無かった為
多忙もあり使用しておらず、久々に調整から上がってきて吹いたところ
驚くほど吹けない。。。
愕然として、そこから根性でどうにか今回のLiveに間に合った形である。
またPercussionに関してはこのLiveのDrumsである奥田やすひろ氏のような
大御所の方と御一緒する機会は今までなく、Grooveなどの面で心配していたが
何事もなく終了し、こちらも一安心である。
当日になってCasiopea、ドリカム、渡辺貞夫氏など、様々な現場で活躍する
Trumpetの大御所、川嵜淳一氏が緊急参加する運びとなり
素晴らしい経験をさせて頂いたと共に、本当に光栄であった。
今回のLiveは、いままでも勿論最高のLiveだったが
円道一成氏と御一緒させて頂いた中では自分では最高のLiveではないかと思う。
私ごときがコメントするのは烏滸がましいが、本当に素晴らしいLiveであった。
今月の25日に横浜で行われるLiveには、残念ながら参加する事が出来ないが
今後も恐らく参加する予定である。
まだいらした事のない方は、是非是非一度足を運んで
遊びに来て頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月11日

Recording

以前から取りかかっていたSolaの楽曲の
最終チェックとTDを行った。
今回はWonderful Worldという曲なのだが
いつものSolaとは、また少し違ったニュアンスが出ていて
非常に楽しめると思われる。
私はSaxとProgramming,Engineerでの参加となり
大いに奮戦させて頂いた。
他にもBassとSound Produceに松本央氏。
Organに田中誠氏を迎えての作品となる。
そのうちSolaのWeb Siteなどで発表があると思われるので
楽しみにして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月10日

Live!

渋谷Club Asia Pにて、みゃあ氏のLiveを行った。
今回はまだ決定ではないがFM関連のRadioに流れる可能性もある
公開収録となっており、司会進行役のいる面白いLiveであった。
Sessionでいつも渋谷に来ているとは言え、それは夜の時間なので
リハーサルの後、久々にのんびりと渋谷を散策し、本番へ。
いわゆるClubと言った作りなので、音響も実際に観客が入ると
また違った一面を見せ、演奏する方としても非常に楽しめた。
次回の彼女のLiveは30日に恵比寿で行う予定である。
お暇な方は是非いらして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月09日

日本対トリニダード・トバゴ

ついに新生日本代表の船出の日がやって来た。
相手は先日のワールドカップのグループリーグで
大きな番狂わせをやってのけたトリニダード・トバゴ。
新たな日本代表の強さを測定するには
持って来いの対戦相手である。
日本はGKに神・川口。
DFは坪井、闘利王、田中隼磨、駒野
MFに鈴木啓太、長谷部誠、山瀬功治、三都主アレサンドロ
FWには田中達也、我那覇和樹と
MFとFWにはドリブルの得意な選手や運動量豊富な選手が揃っている。
そして監督はイビチャ・オシム。
彼のこの試合の采配によって今後の日本代表を占う事が出来るだろう。

試合開始から日本は積極的に攻めチャンスを掴む。
「とにかく走るチーム」という目標の通り
動きに動き、トリニダード・トバゴの出鼻を挫く。
中盤から前線へ早いダイレクトなパスで
豊富な運動量を誇るFWが相手の裏を取るという
この戦術が機能しており、非常に面白い。
DFにおいても早い段階から潰しにかかり
しっかりと相手のチャンスを潰している。

この試合、トリニダード・トバゴが不調なのか
日本が最高に良いのか解らなくなるほど
日本のシステムが機能し、最高のパフォーマンスを発揮しており
ここまで安心して見られる日本代表の試合は久しぶりである。
特にFWの田中達也の動きが良く、ワールドカップで怪我のため
出場出来なかったのが、本当に悔やまれる程である。
他の選手もしっかりと自分の仕事をし
空いたスペースには必ずフォローに入っている。

そして前半16分その動くサッカーで相手のファウルを誘い
ペナルティーエリア外のゴール正面でFKを得て
そのFKで三都主が目の覚めるような美しいシュートで
日本が幸先の良い先制点を挙げた。
その得点の時も、闘莉王が三都主にしっかりと
壁の穴を示し、本当に素晴らしい得点である。

この時点で私としては舞い上がっており
もう最高の気分である。
その後も日本は大いに攻め、チャンスを作る。
とにかく選手同士の距離感が良く
ボールに触っていない選手が相手を誘い、そして崩す。
文句なしの素晴らしい出来である。

そして前半22分、またも三都主が非常に長い距離を走り
それをしっかりと見ていた駒野が美しいパスを送り
完全に抜け出した三都主は相手GKを交わす
芸術的なループシュート。
これが決まって2-0と日本はリードを広げる。
とにかく素晴らしい試合であり
ここまでは最高の船出と言って問題ないだろう。

心配されるのは、ここまで動いている為
選手のスタミナだろう。
後半になって運動量が落ちたところで
こういうシステムが機能しなくなるのは
良くある話であり、その点がクリアされれば
パーフェクトなチームとなるわけである。
また、リードを奪ったことにより安心感が生まれ
そこから少し気が緩んだところに
つけ込まれると言った事もあり
この部分にも気を付けたいところである。

しかし日本は気を緩める事もなく
引き気味の相手を崩す為に緩急をつけ
素晴らしい試合運びを展開する。
本来なら攻撃的なチームであるトリニダード・トバゴだが
この試合では全くその攻撃が見られない。
日本のDFが攻守に渡りしっかりと機能している証拠である。
今までも、攻守のどちらかが良い事はあったが
ここまで攻守共に良い試合は無かった。

この攻守に渡る活躍のポイントとなるのは
攻守の切り替えのスピードである。
闘莉王や駒野、坪井が攻撃に参加する時には
田中隼磨、鈴木啓太などの他の選手が
しっかりとその穴を埋めており
また、相手にボールが渡ってしまった時には
彼らが戻る時間を中盤の選手だけでなく
前線の選手までもが、相手に当たり時間を稼いでいる。

2点目の得点の後から、トリニダード・トバゴが
引き気味に守っており、日本は攻めあぐねる時間があったが
それでも相手の縦のパスをしっかりとケアし
攻撃をしながらもディフェンスはしっかりと集中しており
時折運動量の落ちる部分もありはしたが
それでも他の選手がカバーをして回復を図り
前半は最高の形で折り返す事が出来た。
このまま後半も素晴らしい試合を展開して欲しいところである。

迎えた後半、日本は選手の交代はなく
そのままの布陣で後半に臨む。
後半開始直前から雨が降っており選手のスタミナを
奪ってゆく事になるが、この悪条件でも
日本の優位に変化がない事を祈りたい。

日本のキックオフで始まった後半だが
前半同様に豊富な運動量でトリニダード・トバゴを圧倒。
ここまで素晴らしい試合を見せられると
あのワールドカップは何だったのだろうと考えてしまう。

しかしトリニダード・トバゴも、ワールドカップで
スウェーデン、イングランド、パラグアイと言う
トリニダード・トバゴに取っては死のグループで
勝ち残った実力を持つチームであり
後半は多少立て直してきている。
ただ、そこにも日本のシステムは柔軟に対応し
前半ほどのボールキープはないが
しっかりと攻撃の芽を潰しており、安心して見ていられる。

そして後半10分、疲れの見える日本代表に
新たな力を入れるべく、山瀬に代わって小林大悟を投入。
やはり動き回っている日本は疲れも見え
そこにつけ込むトリニダード・トバゴを
もう一度押さえ込むべく、良い流れを生んで欲しい。

その小林大悟の投入が大当たりで、入ったばかりの
小林大悟からいきなりのチャンスが生まれるなど
良いリズムが生まれつつある。

しかしその直後の後半16分に坪井が
足に違和感を訴えて無念の交代。
代わりにDFの栗原が入る。
ここまで好調だった坪井が下がってしまうのも残念だが
それよりも、彼の足の状態も非常に気になるところである。

この残念な流れを断ち切るためにも
ここで追加点が欲しいところだが
トリニダード・トバゴもそこは譲らず
しっかりとこのチャンスにつけ込んでくる。

ただ、日本もこの流れを断ち切る術を心得ており
後半から入った小林大悟がいきなり
ミドルシュートを放つなど、日本の動きに慣れてきた相手に対し
嫌な攻撃を展開する。

そして後半19分、ここまで素晴らしいプレーをしたいた
我那覇に代わり、佐藤寿人を投入。
ワールドカップで代表選考に最後まで残り
良い成績を残していた選手なだけに、ここは期待したい。

この時点で雨は本降りとなり、大粒の雨が降り注ぎ
ピッチは非常に辛い状況となっている。
この最悪の条件でスタミナを奪われるのは
運動量豊富な日本には辛い時間となるだろう。

しかし代わった佐藤の切り裂くようなドリブルで
いきなりのチャンスを得るなど、日本はこの苦しい時間を
何とか乗り切っている。

その後も日本は悪条件もあり、日本の運動量は落ち
中盤だけでなく、後衛でも少々ほころびが見えてきており
何とか修正したいところ。
後半28分には長谷部に代えて中村直志を投入。
穴の空き始めた中盤をもう一度リフレッシュさせる戦略である。
この試合では交代枠は3人ではないので
日本はこれが4人目の交代となる。
ただ、坪井の交代は負傷での予想外の交代であるため
ここまでは公式試合での3人のカードと想定して
差し支えはないだろう。

トリニダード・トバゴに攻められるも
攻撃の面では佐藤寿人が入った事により
スピードのあるドリブルでの突破から
ダイレクトでつなぐ三都主などの活躍もあり
運動量が落ちていても攻撃では素晴らしいプレーが続く。

そして後半40分、ここまで大回転の活躍だった
三都主に代えて坂田大輔を投入。
オシム監督も三都主に対し、最高の表情で
そのプレーを讃えているようであった。

試合は4分のロスタイムに突入。
さすがの日本も大分運動量が落ちており
どうにか持ち堪えているが、トリニダード・トバゴは
このチャンスにと大いに攻めかかる。
しかしそのトリニダード・トバゴも運動量が
落ちてきているのは同じであり
足に痙攣を訴える選手も出てきていた。

運動量だけでなく、この疲れの中では
集中力などの精神面でも疲れが見えるもので
日本のスタメンの選手に小さなミスも見られる。
そのミスはどうやらオシム監督にも見られるようで
このロスタイムに入ったところで
何とベンチを空けてトイレに。。。
そしてそのトイレに行ったまま試合は終了。
このあたりは非常に笑える。

結局試合は2-0で日本が快勝。
特に前半は本当に素晴らしい試合だった。
それだけに厳しい批評をするとすれば
後半の中盤以降のプレイは少々問題だろう。
やはりこれだけの運動量があれば
スタミナはもう少し必要となるだろう。
ワールドカップでのダークホースである
トリニダード・トバゴが相手とはいえ
やはり世界トップレベルの相手ではない。
そしてこの試合はホームでの試合であるため
これがドイツワールドカップでの
ブラジルとの試合だったらどうだろう。
そう考えるとやはりまだ改善の余地はある。
特にリードしている安心感の中で
運動量が落ち、精神面でも疲れが見えれば
世界トップレベルのチームが相手なら
確実に得点されている場面が幾つもあった。
そして交代枠もこの試合では5人使用しており
公式試合では3人となっている。
つまり親善試合であるため、ルールに助けられた部分も
大きいわけである。

しかし、それでも前半の試合内容が
素晴らしいものであった事には変わりはない。
監督の采配とメンバー選出によって
ここまで実力が変化するモノかと実感してしまう。
正直、前の日本代表だった小野や玉田、宮本、小笠原
中澤といったメンバーが不在なのには不安があった。
また、前の日本代表が長い間大きな入れ替えが無かった為
彼らばかりに注目し、Jリーグで活躍する
今回のメンバーには心配があったが
この試合でそれは一掃された。
今回のG大阪や千葉の選手が招集出来ず
海外組が不在の中でここまでのパフォーマンスを
叩き出されては、もう文句のつけようがない。
後になって言うのはあまり好きではないが
やはりジーコ監督は監督としてのスキルは少々足りなかったと
言わざるを得ないだろう。

とにかく爽快な試合で新生日本代表の船出には最高の試合となり
次の初の公式試合となるイエメン戦では
海外組や今回招集出来なかった国内組のメンバーが加わり
本当に楽しみな試合となりそうである。
次のイエメン戦、大いに期待して待つ事にする。
素晴らしい最高の試合であった。

Author : 伊勢賢治

2006年08月08日

Lantern Session

第2週のLantern Sessionに参加した。
今回も多くの大御所の方々が訪れ
大いに盛り上がっていたが
どうやらいつもよりアルコールの量が多かったらしく
普段見られない一面が数多く見られ
こちらも非常に楽しめるSessionとなった。
また、失礼な話だが、今回のSessionまで
何度となくお会いしていた方が
実はBUZZの一人である小出博志氏だった事が判明。
しかもBUZZのもう一人のメンバー、東郷昌和氏は
私が所属していたMICAのVocalの講師であり
ついこの前もその関連の仕事で御一緒したばかり。
BUZZの名前は知っていたが、曲は聴いたことがなく
小出氏が何度もこのSessionでやっていた曲は
BUZZの名曲「ケンとメリー~愛と風のように~」だったのである。
いやはや何とも失礼な話だが
改めて光栄に思うと共に、このLanternの素晴らしさを実感してしまった。
台風のため、帰りは久々に関氏に送って頂いてしまった。
感謝である。
次回も大いに楽しみである。
今月19日には渋谷AliveHouseにて軽いSessionも織り交ぜた
SBCのメンバーで組んだ私のBandでLiveをやる予定である。
チャージはなんと無料。
お暇な方は是非いらして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月07日

日本対中国

ついにU-21代表の遠征試合、対中国戦が行われた。
今回の北京五輪は各国非常に強力なプレーヤーが
上がってきており、注目される。
アルゼンチンのメッシ、ドイツのポドルスキ
スペインのクリスティアーノ・ロナウド、イングランドのルーニーと
先日のワールドカップで大活躍した世界の若手が集まるわけで
U-21でも全く気の抜けない戦いとなるだろう。
日本は私がひいきにしているスピードのあるカレン・ロバートの他
中盤にはしっかりしたスキルとFKを持つ本田圭佑
そして終盤にはU-21の精神的支柱とも言える増島竜也がいる。
まずはこの中国戦でそのポテンシャルを大いに発揮し
快勝して欲しいところである。

試合開始直後からA代表に入っている選手が多い中国が
まずは攻める展開だが、日本もしっかりと守っている。
日本は梶山を中心に中村北斗らと一緒に攻めている。
この試合カレン・ロバートはスタメンには
入っていないのが気になるところである。

カレン・ロバートが不在とはいえ、ホームで調子に乗る中国を
しっかりと枝村、青山の両ボランチが抑え
前線では梶山のキープ力を生かしたプレイで
得点には至らないが、しっかりとした立ち上がりである。

この試合は親善試合の為、交代枠は6人。
それだけに様々な戦術を試すことが出来るので
大いに控え選手にも期待したいところである。

しかし、前半中盤で青山が相手プレーヤーとの交錯で
左足首を負傷、急遽前半19分青山に代わって
今回のU-21代表で唯一大学生の参加となる本田拓也が投入される。
青山は今回ケガをした選手の代わりに追加招集された選手で
この試合がチャンスだっただけに、涙を浮かべての退場となる。
ここまで良いプレーが光っていただけに残念である。

青山がピッチの外に出ていた状態ではディフェンスも危なかったが
オフェンスがどうもつながっていない気がする。
一人一人のスキルは負けていないが
チームとしてオフェンスが機能し切っておらず
そこが機能し始めないと得点は難しいかも知れない。

中国に押されつつも、何とか前半は無失点で切り抜け
試合は後半へ。

迎えた後半、日本は立て直しを図り、テンポ良く攻めていく。
そして後半7分、梶山のキープから右サイドの枝村へ
そこから上がったクロスに本田がヘッドで合わせて完璧なゴール。
しっかりと基本に忠実な素晴らしいゴールであった。

この本田のゴールから日本は一気に盛り返し攻めに攻める。
そしてその流れから、後半16分、またもゴールである。
中盤でボールを奪い、そこから前線の増田へ。
完全にフリーだった増田は落ち着いたフェイクで切り返し
相手GKをあざ笑うかのように、時間をかけて
そこから一気に左インサイドでの綺麗なシュート。
これが決まって2-0と日本がリードを広げた。

ホームの中国側はこのあたりで意気消沈と言った感じで
逆に日本はますます良いリズムで試合を展開する。
後半24分にはカレン・ロバート、そして後半終了間際には豊田を
投入するが、残念ながら得点には至らず
試合はこのまま2-0で日本がまずは快勝した。

個人的にはカレン・ロバートのゴールを見たかったが
それでもアウェイでのこの勝利は大いに喜ばしいことであり
今後のU-21には大いに期待が出来そうである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月06日

揉める日本代表。

オシム監督率いるサッカー日本代表だが
やはりメンバー選出で話題を呼んでいる。
先日の発表の後、今度は三都主が腸炎で倒れ
今野は負傷により、今回は辞退が濃厚。
追加招集しようとした千葉とG大阪の選手だが
これはクラブチームに断られてしまった。
当初、トリニダード・トバゴ戦とイエメン戦では
ほぼ同じメンバーをとの考えだったが
今回のこの騒動でそれは一変して、確定ではないとの事。
ここまでメンバーが揃わなければ当然だろう。
本当は船出から順風満帆と行きたいところだったが
こうなっては仕方がない。
あとは試合に勝って勢いをつけるしかなさそうである。
トリニダード・トバゴ戦、大いに期待したい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月05日

日本代表決定

9日に控えたトリニダード・トバゴ戦に向けて
ようやく日本代表のメンバーが決定した。
今回は海外組は不在のメンバー選出となる。
五輪で活躍したDF田中マルクス闘莉王を始め
先日のワールドカップで良い成績を残しながらも
後一歩及ばなかった佐藤寿人。
怪我で早期離脱してしまった田中達也。
そして他にも長谷部誠、今野泰幸と言ったメンバーが選出されている。
元々代表にいたメンバーとしては
GKの神・川口能活、DFの三都主・アレサンドロ、坪井慶介、駒野友一が
選出されている。
しかし、個人的に非常に残念な点が1つ。
玉田がいない・・・。
走るというポイントを重視するならば、彼は不可欠のはず。
しかし、日本代表としてブラジル戦でゴールを挙げたものの
Jリーグではそこまで目覚ましい活躍はしていないため
仕方がないと言えば仕方がない。
ただ、DFにまで及ぶその運動量と活躍は
評価に値すると思っていただけに残念で仕方がない。
また、他にも追加招集するかもしれないという情報もあり
そちらも見逃せない。
とにかく、決まったからにはこのメンバーで大いに奮戦し
頑張って初勝利を得て欲しいものである。

Author : 伊勢賢治

2006年08月04日

Live!

大和Hagin's BΦにて私のAcoustic BandのLiveを行った。
今回は急なお誘いであった為、田中誠氏のスケジュールが合わず
久々にGuitar2人でのLiveとなった。
また、リハが終了してから森下潤氏が近場でLiveを行っており
それが早めに終わるという事だったので、急遽呼び出し
彼も含め、総勢5人でのLiveになったのである。
本来は弾き語りなどが多いハコなのでこの5人というのは
非常に多く、珍しい事である。
森下氏が加入した事により、音に厚みも増し
リハよりもパワーアップしてLiveを終える事が出来た。
最近は欠かす事の出来ない存在になってきている。
時々、この大和で急に私のBANDでLiveをやる事があるので
お近くの方は、是非いらして頂きたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月03日

若き18人決定

北京五輪へ向けての中国遠征のU-21日本代表の
メンバーが発表された。
このメンバーがそのまま五輪代表というわけではないが
その核となるメンバーなのは間違いない。
まだそこまでしっかりとした選手個人の情報は入手していないが
現時点での個人的な一押しは、FWのカレン・ロバートである。
Jリーグに入ったあたりからTVでも深夜にちょくちょく取り上げられた事もあり
個人的に非常に気に入っている。
このU-21日本代表はオシム監督も多大な期待を寄せており
U-21日本代表を率いる反町監督もA代表への登竜門となるべく
大いに奮戦して頂きたいものである。
ワールドカップでは非常に悲しい結果となっただけに
新たな期待の新星が生まれる事を祈りたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月02日

WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ

WBA世界ライトフライ級のタイトルマッチが
ついにやって来てしまった。
亀田興毅対ファン・ランダエタのカードであるが
現在WBAはライトフライ級の王者が不在であり
同級1位のファン・ランダエタと2位の亀田興毅の勝者が
チャンピオンとなる。
亀田興毅と言えば、その強さだけでなく、態度、言動など
大いに話題を呼んでおり、パッシングも多い。
ただ、この試合で勝利すればそのようなパッシングも
全て排除する事が出来る可能性が高く
この試合は注目の一戦と言えるだろう。

試合開始から、両者共に良い攻防を繰り広げるが
1ラウンド終了間際、ランダエタのコンパクトな
ショートフック気味のパンチが亀田の顎に入りダウン。
直後にラウンドは終了したが
やはり今までの相手の様には上手くいかないという事だろう。

続く第2ラウンドだが、ダウンのダメージを感じさせず
良いリズムで攻めていく。
ただ、いつものように攻めていく感じにはならず
未だ安心は出来ない。
そのまま2分30秒あたりから亀田のパンチが当たり始めるが
第2ラウンド終了。

迎えた第3ラウンドは亀田も攻めに転じ、なかなかの攻撃を見せる。
コンパクトにしっかりとパンチを当てており、良い感じである。
しかしランダエタもここで踏ん張り、ラウンド終了。

第4ラウンドから亀田はコンパクトながらもパワーを上げていくが
いつものようなスピードとパワーがない。
ランダエタが地味に放っているボディーブローが効いているのか
苦しい展開である。
もしかすると、泥試合になる予感も漂っているが
現時点ではランダエタの方が少々有利と言ったところだろう。
そしてラウンド終了。

第5ラウンドは最初から両者中央で足を止めての乱打戦。
疲れがあるとは言え、亀田はライトフライ級ではパワーのある選手であり
そろそろランダエタに疲れが見えてもよい頃である。
その予想通り、このラウンドの途中からランダエタの動きが鈍っており
次のラウンド以降、面白くなりそうである。

折り返しとなる第6ラウンド、そろそろ試合に動きがあってもよい頃だが
タイトルマッチと言うこともあり、なかなか両者共に隙を見せない。
しかしこのラウンドから亀田の左のノーモーションで繰り出されるフックと
必殺の右フックのダブルが有効的に決まりだし
ランダエタもそれを嫌がっている。
これまでの試合の流れから、手数ではランダエタの方にポイントがあるため
出来ればランダエタが疲れてくるこのあたりから手数でもポイントを奪いたい。
そのままラウンドは終了。

迎えた第7ラウンド、前のラウンドでバッティングで
亀田が額を少々切ったようだが
そこまで重い傷ではなく、亀田は気にせず大いに攻める。
開始からやはりランダエタがスタミナ切れ気味であり
亀田のラッシュに腰が引けている状態となっている。
ただ、気になるのは有効打にはなっていないが
ランダエタのパンチも亀田のガードの上から当たっており
それによって、亀田にどれほどのダメージがあるのかが心配である。
その証拠に、このラウンドで攻めているのは亀田だが攻め切れていない。

続く第8ラウンド、そろそろ亀田にも疲れが見えており
パンチが少々大振りになってきている。
コンパクトで強力なパンチが特徴な亀田なだけに
この大振りにランダエタのパンチが炸裂しないかが心配である。
ただ、ガードは未だ下がってはおらず
大振りのパンチも時折みせるだけなので、まだ大丈夫だろう。
このラウンドではなかなか面白い場面が多かったが
まだランダエタも力を残しており、決着はつかない。

いよいよ終盤に突入となる第9ラウンド。
両者共に良い攻防を繰り広げるが
2分30秒あたりで亀田の強烈なボディーブローが入り
一気に畳み掛けるチャンスを得るが、ランダエタが盛り返し
そのままラウンド終了。
非常に惜しかった。

第10ラウンドは開始からいきなり亀田がランダエタを
コーナーに追い詰めての展開。
ただ亀田も口を大きく切っているらしく
ダメージはあるようで、なかなか亀田のペースにはならない。

いよいよラスト前となる第11ラウンド。
スタミナで勝る分、ここで一気に畳み掛けて欲しいところである。
ここまで来るととにかく手を出すのが一番の得策。
そして亀田はそれに忠実にしっかりと手を出し
チャンスを数多く掴んで来ている。
しかしランダエタがここに来て一気に盛り返す。
亀田は完全に足に来ており、ランダエタのラッシュを
クリンチで必死に逃げる展開。
なんとかゴングに救われた形となった。

そして最後のファイナルラウンド。
やはりダメージは抜けていない様で、動きに精彩がない。
ガードは何とか保っているがガードに力が無く
ランダエタのピンポイントで入るパンチが
ガードをすり抜けて入ってくる。
苦渋の表情ながらも、亀田もランダエタの攻撃の合間を縫って
ラッシュを仕掛けるが、力がない。
時折面白いパンチが入るが、そこから更に攻めるだけの
体力がないようである。
最後の最後で力を振り絞りラッシュを仕掛けるが
やはり決定打には至らず、ついに試合終了。
結果は判定に持ち越された。

個人的見解では、やはり11ラウンド以降の攻防と
最初のダウンで非常に不利な立場と言ったところだろう。

判定、1人目はランダエタ。
2人目は亀田。
そして運命の最後の3人目は何と亀田。
これには驚きであった。

この瞬間、亀田興毅がWBA世界ライトフライ級王者に輝いた事になる。

おそらくこの判定は多くのパッシングを呼ぶことになるだろう。
しかし、試合を見る限り誤解の無いようにコメントするならば
ジャッジのポイントの取り方に救われたと言う事である。
と言うのも、ポイントの取り方は様々。
近年、ポイントの取り方がアマチュア化している傾向があり
もしジャッジがアマチュアのボクシングスタイルでポイントを取っていれば
確実にランダエタに軍配が上がっただろう。
たまたまジャッジがそうでなかった為、亀田は勝利する事が出来たのである。

ただここが重要な点なのだが、やはりその実力は
世界に通用するモノであっても、勝ち残れるモノかどうかは
証明されたことにはならないという見方もあるだろう。
まずこの試合が完全なホームである事。
次に戦った相手がチャンピオンではなく、同級1位の選手で
チャンピオンに勝ったわけではないと言う事。
そして近年アマチュア化している傾向からみれば
今回のジャッジは偶然としか言いようがない上に
確率論で言えば、少ない方になるわけである。
おそらく亀田パッシングをする様な人間からしてみれば
何かしらの裏工作でジャッジを集めたと疑われるかも知れない。
それだけに、彼の実力を証明するならば
まだもう少し時間が必要だろう。

とは言え、亀田興毅というボクサーはまだ若く
そして12ラウンド戦ったのはこの試合が初めて。
またこのような大舞台も、当然初めてであり
今回の経験は彼にとって非常に大きな進化の源になるのは間違いない。
今後の彼が成長し、防衛に成功し、次々に相手を倒していけば
そのようなパッシングも影を潜める事だろう。

サッカー日本代表の玉田のような肩入れはまだしないが
彼には大いに頑張って欲しいところである。
次の試合までゆっくり休み、また素晴らしい試合をして
勝って貰いたい。

Author : 伊勢賢治

2006年08月01日

Lantern Session

神泉のLive House、Lanternにて毎月恒例である
SBCのSessionを行った。
今回はリーダーである里村美和氏がお休みと言うことで
ホストバンドのメンバー一同、いつもより気を引き締めて行ったが
ふたを開けてみれば、今回も超満員で大変な騒ぎ。
アルコールも入り、どういうわけか、いつもより強力に盛り上がり
まとめるホストメンバーは大いに大変であった。
しかしながら大御所、若手の隔たり無く
奥田やすひろ氏、スティング宮本氏、円道一成氏などの大御所の方々と
若手ミュージシャンが入り交じり、非常に為になるSessionであった。
次回も大いに楽しみである。

Author : 伊勢賢治